ページの本文です。
近年、内科各分野の進歩は著しく、各領域の専門医による高度専門医療が施行されるようになってきました。内科疾患の中には、各分野の専門医でなければ対応できない病態が増えたことは間違いありませんが、それに伴い、どの専門分野でもカバーしきれない疾患、あるいは複数の領域にまたがる問題を抱える患者さんに対して、どのように対処するのか、という問題も浮上してきています。高度に専門化した専門医では解決できない、このような問題に対応する必要性が高まってきており、そのために総合内科が必要となってきております。
月曜日から金曜日に病院2階の内科外来診察室で初診一般外来を行っています。対象となるのは、症状や症候から臓器別専門分野が不明瞭な患者さんです。まず総合内科の枠組みでトリアージ診療を行います。疾患の専門領域が明らかな場合には当該診療科への紹介を行います。緊急性が高く即時入院が必要な場合には後述の総合内科救急外来当番医と連携して対応しています。
救急外来では24時間365日、総合内科救急外来担当医を配置し内科系疾患のトリアージや初期診療を行っています。必要に応じて外科を含む当該診療科に紹介します。2023年度の救急外来での対応症例件数は、合計6,889例で、そのうち救急外来からの入院症例数は1,451例でした 。
内科領域の各専門分野に振り分けるのが困難な場合や、複数の疾患をおもちの患者さんに対しては、総合内科枠で入院診療を行っています。例えば炎症性疾患は罹患臓器が複数に及ぶ場合や、非感染性疾患との鑑別が必要となる場合があるため、総合内科枠での入院診療を継続する場合が多くなります。また、精神科や整形外科など内科以外の診療科に入院中の患者さんで内科的な診療が必要な場合には、併診の形で各診療科をサポートしています。高齢者の患者さんの場合、退院後も継続的な医療支援を必要とする場合も多いため、患者支援センターと定期的なカンファレンスを実施して患者さんの退院後の生活がより望ましい形になるように心がけています。また、各専門分野を交えた総合内科カンファレンスを開催し、当該診療科との協働診療体制を整えています。 2023年度の総合内科入院は1、879症例で、そのうち他科併診は138症例でした。
氏名 | 役職 | 資格 |
---|---|---|
小山 卓史 | 院長 | 日本内科学会認定総合内科専門医・指導医 日本循環器学会認定循環器専門医 慶應義塾大学医学部客員准教授 埼玉医科大学医学部非常勤講師 日本心臓病学会心臓病上級臨床医 |
秋間 崇 | 部長 |
日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本循環器学会循環器専門医 日本DMAT隊員、統括資格 日本心血管インターベンション治療学会専門医 日本不整脈心電学会不整脈専門医 死体解剖資格認定医 |
関根 克敏 | 科長 |
日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 日本緩和医療学会緩和医療認定医 |
深澤 義輝 | 医長 | 日本内科学会内科認定医 日本緩和医療学会緩和医療認定医 |
林 佳那子 | 専攻医 | |
平澤 智明 | 専攻医 | |
山本 麻由 | 専攻医 | |
渡邉 拓郎 | 専攻医 | |
石井 彩 | 専攻医 | |
老川 開都 | 専攻医 | |
草刈 優 | 専攻医 | |
鈴木 歌津乃 | 専攻医 | |
志賀野 航生 | 専攻医 | |
大塚 祐治 | 専攻医 | |
尾亦 翔石 | 専攻医 | |
恩村 真梨子 | 専攻医 | |
齊尾 朱佑弓 | 専攻医 | |
坂田 碩人 | 専攻医 | |
佐々木 聡汰 | 専攻医 | |
高梨 義之 | 専攻医 | |
田島 義家 | 専攻医 | |
田中 達大 | 専攻医 | |
中野 朋香 | 専攻医 | |
藤安 雄治 | 専攻医 | |
細川 藍 | 専攻医 | |
森本 浩太 | 専攻医 |