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更新日付:2024年12月17日 / ページ番号:C118325

(令和6年12月17日発表)市内河川における有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)の検出について(第2報)~追加調査等の結果をお知らせします~

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令和6年8月2日(金曜日)に実施した市内河川における有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)の測定において、1地点(藤右衛門川・柳橋)で国の暫定指針値(河川水1リットル当たり50ナノグラム)を超える数値が検出されたことから、原因特定に向け、更なる追加調査等を実施してきました。
調査の結果、浦和区上木崎2丁目地内の事業所敷地内で、湧水(地下水)から18,000ng/L(同指針値の360倍)のPFOS及びPFOAが検出され、この湧水が天王川雨水幹線に放流されていることが判明しました。なお、当該事業所では、過去及び現在においてPFOS及びPFOAは使用しておらず、本市は現時点で、当該事業所が原因であるとは考えておりません。湧水の汚染原因については不明であり、本市は今後、国や県等とも協議をしながら調査を進めます。
このことから、近隣(半径約200m)の浦和区上木崎2丁目、3丁目及び大宮区北袋町1丁目にお住まいの方に対しては、井戸水を飲まないよう注意喚起を行います。さいたま市では井戸水は気候や周辺環境の変化の影響を受けやすいものであることから、飲用としては水道水を推奨しています。
なお、当該湧水が流れる雨水幹線周辺に位置する北浦和浄水場、東浦和浄水場で水道水及び井戸水(水道水源として使用)の検査を実施し、すべてにおいて国の暫定目標値を下回っていることを確認しています。さらに、藤右衛門川(柳橋)より下流の河川において、水道水源として取水している水道事業者はいないことを確認しています。

今後、新たな事実が判明した場合は、市ホームページ等で随時お知らせします。

1 測定結果

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発生源からの距離

・湧水発生源(浦和区上木崎2-7-5)

湧水1(円の中心)

18,000 ng/L

・発生源から半径200m以内

井戸1(150m以内)

290 ng/L

湧水2(150m以内)

130 ng/L

井戸2(200m以内)

  14 ng/L

・発生源から半径200m~500m以内

井戸3(400m以内)

8.6 ng/L

井戸4(400m以内)

不検出

湧水3(500m以内)

3.7 ng/L

国の暫定指針値50ng/L

発生源から半径約200mの範囲では、井戸水にPFASが含まれている可能性があります。
 

2 水道水の検査結果等

検査の結果、水道水の暫定目標値を下回りました。
水道水は安全ですので、安心してお飲みください。

(令和6年8月29日(木曜日)から令和6年12月2日(月曜日)までの採水の結果)
東浦和浄水場:すべて2ng/L未満(浦和区駒場)
北浦和浄水場:すべて2ng/L未満(浦和区針ヶ谷)
*2ng/L未満とは、正確に測定できる最も低い濃度(2ng/L)よりも低い測定結果だったことを表しています。
*東浦和浄水場、北浦和浄水場の検査は、浄水場の水について毎月実施しています。

さいたま市の水道水における有機フッ素化合物(PFAS)についてはこちらをご覧ください。

 

3 市民等への影響

近隣(半径約200m)の浦和区上木崎2丁目、3丁目及び大宮区北袋町1丁目にお住まいの方は、井戸水にPFASが含まれている可能性があるため、ご自宅の井戸から汲み上げた井戸水は飲まないでください。

また、暫定指針値の超過が確認された天王川雨水幹線、藤右衛門川雨水幹線は全面コンクリート張りであり、沿川の地下水に影響はないと考えられます。

なお、水道水においては、北浦和浄水場、東浦和浄水場で水道水及び水源用井戸水(水道水源として使用)の検査を実施し、すべてにおいて国の暫定目標値を下回っていることを確認しており、安心してお飲みいただけます。

4 今後の対応

(1) 住民への注意喚起
  発生源から半径約200mの範囲の浦和区上木崎2丁目、3丁目及び大宮区北袋町1丁目にお住まいの方に対しては、井戸水を飲まないよう注意喚起を行います。

(2) 定期モニタリングの実施
  藤右衛門川(柳橋)、天王川雨水幹線(浦和区本太付近)、湧水発生源(浦和区上木崎2丁目)、及び国の暫定指針値を超過した井戸1において、毎月1回調査を実施し、市ホームページ等で結果を公表してまいります。

(3) 汚染原因究明のための調査
  湧水の汚染原因については不明であり、今後、国や県等とも協議をしながら調査を進めます。

(4) 問合せ窓口の開設
  
電話 048-829-1460

5 PFOS・PFOAとは

有機フッ素化合物のうち、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)はその撥水・撥油性、熱・化学的安定性等から、泡消火薬剤、フッ素ポリマー加工助剤など幅広い用途で使用されてきました。
しかし現在は、PFOS及びPFOAに難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があり、環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性があることから、国際的に廃絶等の対策が採られています。日本ではPFOSは2010年、PFOAは2021年に製造・輸入等を原則禁止しています。

【PFOS及びPFOAの測定について】
PFOS及びPFOAについては、令和2年5月に国により「人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等からみて、直ちに環境基準とはせず、引き続き知見の集積に努めるべきもの」として要監視項目(指針値(暫定)50ng/L)に追加されました。
市では、「埼玉県公共用水域水質測定計画」に基づき市内5河川7地点で河川水質の常時監視を実施していますが、令和3年度からPFOS及びPFOAが同計画の測定項目に加えられました。

6 問い合わせ先

環境対策課
課長:馬上
担当:田中、柿本
電話:048-829-1331
内線:3139

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この記事についてのお問い合わせ

環境局/環境共生部/環境対策課 水質土壌係
電話番号:048-829-1331 ファックス:048-829-1991

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