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更新日付:2024年9月18日 / ページ番号:C116787

(令和6年9月18日発表)市内河川における有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)の検出について(第1報)

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令和6年8月2日(金曜日)に、水質汚濁防止法に規定される「埼玉県公共用水域水質測定計画」に基づき、市内5河川7地点において有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)の測定を実施したところ、1地点(藤右衛門川・柳橋)で国の暫定指針値(河川水1リットル当たり50ナノグラム)を超える数値が検出されました。
この結果を受け、8月23日(金曜日)から9月6日(金曜日)に藤右衛門川の上流の雨水幹線において追加測定を実施した結果、複数地点で暫定指針値を超過しました。今後、原因特定に向け、更なる追加調査等を実施します。
なお、暫定指針値の超過が確認された藤右衛門川及びその下流域は全面コンクリート張りであり、河川水を取水している水道事業者はいません。また、藤右衛門川上流部にある水道局の浄水場及び水道水源の深井戸に影響はないことを確認しています。

1 測定結果

5河川7地点における測定結果
結果判明日:令和6年8月22日(木曜日)

試験項目 指針値 採水日 河川 採水地点 結果
1 PFOS及び
PFOA
50ng/L 8月1日 綾瀬川 畷橋 10ng/L
2 8月7日 鴨川 中土手橋 15ng/L
3 加茂川橋 29ng/L
4 8月2日 芝川 八丁橋 28ng/L
5 境橋 20ng/L
6 笹目川 浦和南高校脇 21ng/L
7 藤右衛門川 柳橋 150ng/L

2 藤右衛門川上流部における追加調査

令和6年8月23日(金曜日)から9月6日(金曜日)にかけて追加調査を実施した結果、複数の地点で指針値(暫定)超過が見られました。
 
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調査結果については、こちらをご覧ください。
 

3 水道水の検査実施状況

検査の結果、水道水への影響はありませんでした。
 
【検査結果】
東浦和浄水場(浦和区駒場)の結果(令和6年8月29日(木曜日)採水)
東浦和浄水場   2ng/L未満
東浦和1号井戸 2ng/L未満
東浦和2号井戸 2ng/L未満
東浦和4号井戸 2ng/L未満
 
北浦和浄水場(浦和区針ヶ谷)の結果(令和6年9月12日(木曜日)採水)
北浦和浄水場   2ng/L未満
北浦和1号井戸 2ng/L未満
北浦和2号井戸 2ng/L未満
北浦和3号井戸 2ng/L未満
 
さいたま市の水道水における有機フッ素化合物(PFAS)についてはこちらをご覧ください。
 

4 今後の対応

・関係者と連携し、引き続き原因特定のための追跡調査を実施します。
・これまでの年1回の測定に加え、追加の測定を実施し、モニタリングを強化します。
・今後の調査結果については、随時、市ホームページ等でお知らせします。

5 PFOS・PFOAとは

有機フッ素化合物のうち、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)はその撥水・撥油性、熱・化学的安定性等から、泡消火薬剤、フッ素ポリマー加工助剤など幅広い用途で使用されてきました。
しかし現在は、PFOS及びPFOAに難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があり、環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性があることから、国際的に廃絶等の対策が採られています。日本ではPFOSは2010年、PFOAは2021年に製造・輸入等を原則禁止しています。

【PFOS及びPFOAの測定について】
PFOS及びPFOAについては、令和2年5月に国により「人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等からみて、直ちに環境基準とはせず、引き続き知見の集積に努めるべきもの」として要監視項目(指針値(暫定)50ng/L)に追加されました。
市では、「埼玉県公共用水域水質測定計画」に基づき市内5河川7地点で河川水質の常時監視を実施していますが、令和3年度からPFOS及びPFOAが同計画の測定項目に加えられました。

6 問い合わせ先

環境対策課
課長:馬上
担当:田中、柿本
電話:048-829-1331
内線:3139

この記事についてのお問い合わせ

環境局/環境共生部/環境対策課 
電話番号:048-829-1332 ファックス:048-829-1991

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