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更新日付:2024年12月25日 / ページ番号:C118380
●有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)とは
●調査経過
●汚染範囲の測定結果
●水道水の検査結果等
●有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)についてのFAQ
浦和区上木崎2丁目地内の事業所敷地内で、湧水(地下水)から18,000ng/L(同指針値の360倍)のPFOS及びPFOAが検出され、この湧水が天王川雨水幹線に放流されていることが判明しました。なお、当該事業所では、過去及び現在においてPFOS及びPFOAは使用しておらず、現時点では湧水の汚染原因については不明であり、本市は引き続き、国や県等とも協議をしながら調査を進めます。
市では、藤右衛門川やその上流部(天王川雨水幹線、湧水、民有井戸)のPFOS及びPFOAの状況を毎月1回モニタリングを実施し、結果をお知らせします。
市民の皆様へ
水道水に影響はなく、安全ですので、安心してお飲みください。
近隣(半径200m)の浦和区上木崎2丁目、3丁目及び大宮区北袋町1丁目にお住まいの方は、井戸水にPFOS及びPFOAが含まれている可能性があるので、井戸から汲み上げた井戸水は飲まないでください。
・湧水発生源(浦和区上木崎2-7-5)
湧水1(円の中心) |
18,000 ng/L |
・発生源から半径200m以内
井戸1(150m以内) |
290 ng/L |
湧水2(150m以内) |
130 ng/L |
井戸2(200m以内) |
14 ng/L |
・発生源から半径200m~500m以内
井戸3(400m以内) |
8.6 ng/L |
井戸4(400m以内) |
不検出 |
湧水3(500m以内) |
3.7 ng/L |
※国の暫定指針値50ng/L
※発生源から半径約200mの範囲では、井戸水にPFASが含まれている可能性があります。
検査の結果、水道水の暫定目標値を下回りました。
水道水は安全ですので、安心してお飲みください。
(令和6年8月29日(木曜日)から令和6年12月2日(月曜日)までの採水の結果)
東浦和浄水場:すべて2ng/L未満(浦和区駒場)
北浦和浄水場:すべて2ng/L未満(浦和区針ヶ谷)
*2ng/L未満とは、正確に測定できる最も低い濃度(2ng/L)よりも低い測定結果だったことを表しています。
*東浦和浄水場、北浦和浄水場の検査は、浄水場の水について毎月実施しています。
※当面は、汚染範囲周辺の浄水場でのモニタリングを強化します。
さいたま市の水道水における有機フッ素化合物(PFAS)についてはこちらをご覧ください。
水道水に影響はなく、安心して飲めますが、近隣(半径200m)の浦和区上木崎2丁目、3丁目及び大宮区北袋町1丁目にお住まいの方は、井戸水にPFOS/PFASが含まれている可能性があるので、井戸から汲み上げた井戸水は飲まないでください。
有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)についてのお問い合わせは、こちらをご覧ください。
有機フッ素化合物のうち、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)はその撥水・撥油性、熱・化学的安定性等から、泡消火薬剤、フッ素ポリマー加工助剤など幅広い用途で使用されてきました。
しかし現在は、PFOS及びPFOAに難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があり、環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性があることから、国際的に廃絶等の対策が採られています。日本ではPFOSは2010年、PFOAは2021年に製造・輸入等を原則禁止しています。
【PFOS及びPFOAの測定について】
PFOS及びPFOAについては、令和2年5月に国により「人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等からみて、直ちに環境基準とはせず、引き続き知見の集積に努めるべきもの」として要監視項目(指針値(暫定)50ng/L)に追加されました。
市では、「埼玉県公共用水域水質測定計画」に基づき市内5河川7地点で河川水質の常時監視を実施していますが、令和3年度からPFOS及びPFOAが同計画の測定項目に加えられました。
さいたま市PFAS相談窓口
開設時間:8時30分から17時00分まで(土曜日、日曜日、祝休日、年末年始を除く)
電話:048-829-1460
FAX:048-829-1991
環境局/環境共生部/環境対策課 水質土壌係
電話番号:048-829-1331 ファックス:048-829-1991