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更新日付:2023年4月1日 / ページ番号:C089964
こちらのホームページの内容は、市で作成している認知症ガイドブックの内容から抜粋して、相談窓口等をまとめたものです。
詳しい内容を知りたい方は、各リンク先や認知症ガイドブックをご覧ください。
認知症ガイドブックはこちらからダウンロードできます。
認知症は80歳では5人に1人、85歳以上では3人に1人がかかると言われとても身近なもので、誰もがかかりうる脳の病気によって引き起こされます。
代表的なものとして「アルツハイマー型認知症」、「血管性認知症」、「レビー小体型認知症」、「前頭側頭型認知症」の4つがあり、四大認知症と言われています。
認知症には中核症状と行動・心理症状(BPSD)があり、両者を合わせたものが認知症の症状です。
中核症状とは脳の障害によって直接起こるもので、探し物が増える、同じものを買ってくる、出来事をまるごと忘れてしまう記憶障害、
時間の感覚が分からなくなる、季節が分からなくなる判断力の障害等があります。
行動・心理症状(BPSD)とは本人の性格、環境、体調、人間関係などの要因がからみ合って生じる症状です。
(症状例)
元気がなくなってしまう症状:不安、意欲低下(食欲低下、寝たきりなど)、うつ症状
元気がありすぎる症状:興奮、幻覚、妄想、暴言、暴力、徘徊、万引き、ごみ収集など
いずれも介護が困難になる大きな要因であり、すぐに対応しないと介護者が危険にさらされる症状も含まれています。
認知症は、早期に発見して適切な治療を開始すれば、症状を軽減することや、悪化をある程度防ぐことができる場合があります。
認知症に初めに気づく可能性が高いのは、医師ではなく、いつもそばにいる家族です。
認知症かもしれないと思ったら、早めに医療機関を受診するか、シニアサポートセンター(地域包括支援センター)に相談しましょう。
また、さいたま市では早期発見・早期診断を目的として「もの忘れ検診」を実施しています。
もの忘れ検診を受診して、認知症の適切な治療や、認知症予防のきっかけとしましょう。
一方で、認知症の症状が進んでいる場合は、ご家族が説得しても受診を拒否することがあります。
お医者さんから説得してもらうとスムーズに受診につながる場合もありますので、かかりつけ医に協力をお願いしてみるのも有効でしょう。
なお、さいたま市では、認知症が疑われる方や認知症の方のご自宅を訪問し、医療機関への受診や介護サービス利用の支援などを行う
「認知症初期集中支援チーム」を設置しています。
なかなか受診に繋がらない方でも、チームが訪問し支援しますので、まずはシニアサポートセンター(地域包括支援センター)に相談ください。
認知症の確実な予防方法は現時点では見つかっていませんが、生活習慣病や不活発な生活が発症に深くかかわっているといわれています。
日頃の生活を見直すことで、認知症の予防に取り組みましょう。
さいたま市では、介護予防の一つとして、「いきいき百歳体操」を推奨しています。
いきいき百歳体操を取り入れた「ますます元気教室」のほか、様々な介護予防教室を開催していますので、こちらからご覧ください。
介護でストレスを感じたり困ったりすることがあったら、一人で抱え込まずに、信頼している人やシニアサポートセンター(地域包括支援センター)に相談しましょう。また、介護者サロン等に参加して、先輩介護者の経験を参考にすることも助けになるでしょう。
介護者サロンの開催状況については、シニアサポートセンターにお尋ね下さい。
認知症はとても身近な病気です。
「いつか自分や家族、友人が認知症になるかもしれない」といった認識を持ち、認知症の方とそのご家族を応援するという姿勢が重要です。
まずは、認知症サポーター養成講座を受講して、認知症に対する正しい理解を持ちましょう。
また、認知症の方のご家族に疲れや不安な様子が見られたら、介護を頑張っていることに対する労いの言葉をかけてください。
ご近所のちょっとした気づかいが、認知症にやさしいまちを作ります。
認知症は高齢者の病気と思われがちですが、若い世代でも発症することがあります。
65歳未満で発症する認知症を総称して「若年性認知症」と言います。
若年性認知症を発症した場合、本人や配偶者が現役世代であることが多いため、就労・子育て・介護など、複合的な問題を抱えることになり、本人や家族の生活に大きな影響を及ぼすことがあります。
そのため、埼玉県とさいたま市では若年性認知症支援コーディネーターを配置し、ご本人やご家族のほか、医療機関やシニアサポートセンターなどからの相談を受け付けしています。
また、若年性認知症支援コーディネーター事務所スペースでは、本人や家族、支援者が自由に集い過ごせる場「リンカフェ」を開催しています。
若年性認知症支援コーディネーターについて詳しくはこちらからご覧ください。
認知症の症状のうち、特に行動・心理症状(BPSD)が出現すると、介護者に大きな負担がかかることになります。
しかし、行動・心理症状(BPSD)は、介護者が認知症を正しく理解し、接し方や環境を変えてあげることで軽減される可能性があります。
あてもなく歩き回るように見えることがありますが、多くの場合、本人なりの理由があります。
無理に引き止めるのではなく、安心できるような説明をしましょう。
(対応例)
・道順を把握する。・一緒に歩いて散歩する。・携帯端末機や見守りシールを活用する。
・衣服の裏などに名前や連絡先(市外局番から)を記入する。・近所に協力を仰ぐ
・さいたま市徘徊見守りSOSネットワークへ事前登録をする。
新しいことを覚えられなくなり、何度も同じことを尋ねます。
介護者が怒ったり否定したりすると、不安や戸惑いがさらに大きくなります。
(対応例)
・初めて聞かれた時と同じように対応する。・大きく書いて貼り付ける。
・日めくりカレンダーやデジタル時計の活用。・お茶を出すなどして気分転換を図る。
・介護者サロンに参加し、他の介護者の対応を参考にする。
現実に起きていないことを信じて疑わないことが妄想です。
ただし、本人が確信するのには、それなりの理由があります。
(対応例)
・怒ったり否定せず、不安に耳を傾ける。
・一緒に探し、本人が見つけられるよう導く。
・本人がしまい込みそうな場所を把握しておく。
以下に、気軽にお問合せいただける相談窓口を紹介します。
「もの忘れかな?」と思ったときや、認知症でお困りのことがあったら、まずは相談窓口にご相談ください。
シニアサポートセンターでは、地域で暮らす高齢者の介護、福祉、医療等に関するさまざまな相談を受け付けています。
年末年始を除き毎日開所していますので、認知症について不安や相談がありましたら、まずはお気軽に連絡ください。
シニアサポートセンターの連絡先はこちらからご確認ください。
認知症に関する診断、行動・心理症状と身体合併症に対する急性期治療、電話による専門医療相談等を行っています。
認知症疾患医療センターはこちらからご確認ください。
認知症の方や、介護をしているご家族に対し、認知症地域支援推進員等の専門職が電話相談を行っているほか、
必要に応じて、月に2回実施している専門の医師による個別相談におつなぎします。
認知症相談についてはこちらからご確認ください。
ひとには話せないような悩み事や愚痴でも、介護体験のある「家族の会」の世話人がお話を伺います。
連絡先電話番号 048-814-1210 ファクス 048-814-1211
埼玉県とさいたま市では、若年性認知症コーディネーターを配置し、若年性認知症のご本人やご家族のほか、
医療機関やシニアサポートセンターなどからの相談を受け付けています。
若年性認知症支援コーディネーターについてはこちらからご確認ください。
区役所高齢介護課では、高齢者の在宅福祉サービスの利用や要介護認定などに関する業務を行っています。
市の高齢者福祉サービスや介護保険サービスの利用を検討される方は、お住いの区の高齢介護課にご相談ください。
区 |
電話 |
FAX |
区 |
電話 |
FAX |
西区役所 高齢介護課 |
620-2667 |
620-2762 |
桜区役所 高齢介護課 |
856-6177 |
856-6271 |
北区役所 高齢介護課 |
669-6067 |
669-6167 |
浦和区役所 高齢介護課 |
829-6152 |
829-6238 |
大宮区役所 高齢介護課 |
646-3067 |
646-3165 |
南区役所 高齢介護課 |
844-7177 |
844-7277 |
見沼区役所 高齢介護課 |
681-6067 |
681-6160 |
緑区役所 高齢介護課 |
712-1177 |
712-1270 |
中央区役所 高齢介護課 |
840-6067 |
840-6167 |
岩槻区役所 高齢介護課 |
790-0168 |
790-0267 |
福祉局/長寿応援部/いきいき長寿推進課 介護予防係
電話番号:048-829-1286 ファックス:048-829-1981