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更新日付:2025年4月9日 / ページ番号:C094220
アルコール依存症とは、「飲酒(量、タイミング、状況)をコントロールできなくなる病気」です。決して、意志が弱いことが原因というわけではありません。アルコール依存症になると、飲酒をやめたくても脳に異常が起き、飲酒をやめられない状態になります。アルコール依存症が進行すると、飲酒運転や失業、離婚など社会的な影響も出てくるようになります。
依存症は、適切な支援につながることで回復することができます。なお、希望者の方には、HAPPYプログラムという節酒のプログラムに取り組むこともできます。
お酒との付き合い方を見直したいと思われる方は、 まずはお電話でご相談ください。
<女性の場合> 社会進出や経済的な自立により若い女性の飲酒が増えています。
<高齢者の場合> 定年、家族や友人との別離がきっかけに飲酒量が増えることも。
アルコール依存症は「回復できる病気」です。断酒や節酒により、健康な社会生活を取り戻すことができます。しかし、回復には助けが必要です。専門医療機関を受診したり、自助グループへの参加、回復支援施設の利用が有効です。仲間とアルコール問題に取り組むことは大きな力となります。
病気になった本人だけではなく、家族も巻き込まれてしまうのがアルコール依存症の大きな特徴です。酔っぱらっている本人のそばで家族は振り回され、疲弊しています。その結果、本人に小言を言ってしまったり、本人の失敗の後始末をしてしまいがちです。「今この場をとりあえずおさめれば…」と、よかれと思い本人の尻ぬぐいをしてしまうことは自然なことです。しかしながら、こうした行為は、本人が「このまま飲み続けるのはよくない…」と自身の飲酒問題を自覚する機会を奪ってしまうことになります。そうすることで、かえって本人の回復を遠ざけてしまう結果になります。
また、日々、本人のそばで関わり続ける家族は疲弊し、深く傷ついています。本人と同じように家族もその深い傷から回復する必要があります。また本人を回復に導くために、まずは家族がアルコール依存症に関する正しい知識を身につけていくことが大切で、家族が相談機関に相談することや、家族教室、自助グループに参加することが有効です。
保健衛生局/保健部/こころの健康センター
電話番号:048-762-8548 ファックス:048-711-8907