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更新日付:2025年2月19日 / ページ番号:C117081

マイコプラズマ肺炎

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マイコプラズマ肺炎とは:頑固なせきをともなう呼吸器感染症です

マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマという細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。
一年を通じてみられ、秋冬に増加する傾向があります。14歳以下のお子さんがかかることが多く、大人もかかることがあります。

感染経路:せきのしぶき(飛まつ)に注意しましょう

原因となるのは、肺炎マイコプラズマという細菌です。飛まつ感染(感染した人のせきなどにより細菌が飛び散り、それを吸い込むこと)や、接触感染(感染した人と身近で接触したりすること)により感染すると言われています。
感染してから発症するまでの潜伏期間は長く、2から3週間くらいとされています。

症状:せきが長く続く(3から4週間)ことが特徴

感染してから症状が出るまでの期間(潜伏期間)は長く、2から3週間くらいです。
最初は発熱、全身の倦怠感(だるさ)、頭痛、せきなどの症状がみられます。せきは、少し遅れて(発症後3から5日後)始まることもあります。せきは、熱が下がった後も長期にわたって(3から4週間)続くことが特徴です。肺炎マイコプラズマに感染した人の多くは気管支炎で済み、軽い症状が続きます。しかし、一部の人は肺炎になったり、重症化したりすることもあります。中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症を起こすこともあります。

治療:マクロライド系の抗菌薬を使います

マイコプラズマ肺炎は、マクロライド系などの抗菌薬で治療されます。軽症で済む人が多いですが、重症化した場合、入院して治療が行われます。
せきが長引くなどの症状がある場合、医療機関で診察を受けるようにしましょう。
マクロライド系抗菌薬が効かない耐性菌に感染した場合、他の抗菌薬で治療します。

予防:手洗いと「咳エチケット」を心がけましょう

保育施設、幼稚園、学校、家庭などでの感染伝播はみられるものの、短時間の曝露による感染拡大の可能性はそれほど高くなく、濃厚接触により感染することが多いと考えられています。普段から流水と石鹸による手洗いをすることが大切です。また、感染した場合、家族間でもタオルの共用は避けましょう。せきの症状がある場合、「咳エチケット」を心がけましょう。


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