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更新日付:2026年1月14日 / ページ番号:C126533

「少年と鳩」は、昭和30年(1955年)第11回日展に出品された、寺内萬治郎(てらうちまんじろう)の作品です。
緑の木立を背景に、白い手すりにもたれながら、大切そうに鳩を胸に抱く少年の姿が印象に残ります。
モデルの少年は当時高校1年生だった作者の息子で、鳩は彼が飼っていた伝書鳩だそうです。
「楽しんで描いた絵の一つ」と画家自身が『埼玉文化月報』(昭和31年1月)で語っています。
| 寺内萬治郎 明治23年(1890)~昭和39年(1964) 大阪市生まれ 東京美術学校(現東京藝術大学)で西洋画を学び、卒業後は人物画を中心に数多くの作品を手掛けました。 昭和9年(1934)東京都・田端より、当時の浦和市針ヶ谷に新築した、自宅兼アトリエに移り住みました。 東京美術学校、東京教育大学などで後進の指導にあたるほか、地域の芸術振興にも力を尽しました。 (日本藝術院会員、日展理事、埼玉県美術家協会会長(初代)、光風会会員) |
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「鎌倉文士に浦和絵描き」という言葉が聞かれる時代がありました。
大正12年(1923年)の関東大震災を機に、東京から芸術家が浦和地区に移り住んだためともいわれています。
多くの芸術家が浦和地区の鹿島台に住むようになったのは、震災の被害が比較的少なかったこと、上野の美術学校への便の良さ、省線電車の開通、師範学校や旧制の高校・中学等の集中、雑木林や田畑・池沼等の自然環境などもその一因となっていることでしょう。
この絵の作者である寺内萬治郎も、そんな「浦和画家」の一人です。
そのほか、浦和ゆかりの芸術(美術)家として、福原霞外、倉田白羊、内藤四郎、増田三男、林倭柄、須田剋太、高田誠、渡辺武夫(敬称略)が挙げられます。
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