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更新日付:2025年3月21日 / ページ番号:C118186
令和7年に大宮盆栽村が100周年を迎えるにあたり、大宮盆栽村や盆栽に関わる皆さんに想いを語っていただきます。
今回は松雪園園主黒須 輝夫さんです。
※インタビューの一部を抜粋・要約してご紹介しています。インタビューの全容は動画をご覧ください!
大宮盆栽村開村100周年と言うけれども、本当にあっという間に100周年ですよね。私が盆栽町に藤樹園さんに世話になって、50…何年前だから。その時に50周年も私は記憶にしているんだから、それを夢のようにもう50年経っちゃったわけね。
今度は100周年といってもだんだんだんだん人口が増えて盆栽町もいろいろな住宅ができて、盆栽まつりをやるって言っても反対されて、うるさいとか意見がきて連休ぐらいは静かにしろとか、最初のうちはその様な意見は無かった。飛行機まで飛んだんだから一番最初は。セスナ機を盆栽まつりで。朝から飛行機でうるさくてしょうがない、それで反対されてそれはやめて、そういうのをやめて、今度は口コミで盆栽まつりをやってきて、42回を迎えるんだよね。
人間は大体100歳とは言っているけれども、盆栽は250年300年、その辺にあるのは300年というでしょう。そういうふうに残っていく盆栽を今後若い人がなんとか100年どころじゃない200年までちゃんとした管理をしていれば、200年でも300年でも生かせることができる。
そういう生きている芸術品を我々が扱って後世に送っていかなくてはならない。本当一瞬だよね、盆栽から比べれば。そのくらい一瞬を預かっている盆栽を今後も若い人たちに継続してやっていっていただければありがたいなと思っています。
大宮っていうと世界の盆栽。盆栽っていう言葉は世界中へ通じる。大宮の盆栽は世界でNo.1というような、今でもきっと大宮の盆栽で通る。ですから、大宮盆栽美術館も作ってくれたと思うけれども、やはり技術面。盆栽を芸術品として扱えるような技術を教えてもらったから、それがあって今残っているということをずっと後世に継続していってくれたらありがたいなと思っています。
人間は寿命100歳だけど、盆栽はちゃんと管理してやれば、100年200年と経つように、身を蒔いたり挿し木したりして生命の尊さを小さいころから大切にしていく。
今後は若い人、学校においても、よく庭で1年草とかやっているんだけど、そうじゃなくて盆栽は100年も200年も生きるんだからそれを大事にすれば、自分たちが身を蒔いたりちっちゃい苗木をいただいたりして、それを育てる。
そして自分が50歳や60歳になっても、盆栽が生きて、立派な展示会とかに飾れるような生命の尊さが分かると思うから、ぜひそういう事を大事にして、今後も植物とか盆栽に対してもうちょっと興味を持ってもらえればありがたいなと思っています。
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