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更新日付:2025年3月14日 / ページ番号:C118183

大宮盆栽村100周年スペシャルインタビュー vol.2|芙蓉園2代目園主 竹山 浩さん

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令和7年に大宮盆栽村が100周年を迎えるにあたり、大宮盆栽村や盆栽に関わる皆さんに想いを語っていただきます。
今回は芙蓉園2代目園主 竹山 浩さんです。
※インタビューの一部を抜粋・要約してご紹介しています。インタビューの全容は動画をご覧ください!

|大宮盆栽村100周年への想い

100周年ということで1世紀ですけども、この間にいろいろなことがありまして、戦争を挟んでのことですから、今の盆栽界がこれだけの隆盛を極め、ここで長いこと盆栽に携わることができて、本当に良かったなという風に思っています。

竹山園主
芙蓉園2代目園主 竹山 浩さん

それは何といってもこの盆栽村、さいたま市北区盆栽町ですけども今は、風致地区になっているということもあって樹木が多い。これがね、やっぱりほかのどこの地域に比べても住宅地に比べても、今盆栽町もかなり住宅が増えてきましたけれども、それでもまだまだ樹木があってですね、雰囲気のいい町だとよく訪れる方々にも言われます。最低限これだけは今後も維持していきたいなというふうに思っています。

大宮盆栽村風景
大宮盆栽村(かえで通り)

特に最近コロナがありましたけども、コロナ前、またコロナが終わってから、海外の人の盆栽熱がものすごく高くなったということがやっぱり尽きると思いますね。私はまだ70年そこそこですけれども、やはり戦後1970年に開かれた大阪万博、これが一つの盆栽ブームのきっかけじゃないかなと私は思っています。

と申しますのは、日本盆栽協会が主体となり、日本盆栽協同組合がそれに協力して半年間盆栽を万博記念公園の日本庭園の一角に展示しました。これがやはり訪れた人、海外の方ももちろんですけれども、日本の方々も含めて2000万人の人が見えたわけです。

大阪万博
日本万国博覧会盆栽水石展の会場風景
(『日本万国博政府出展盆栽水石展』日本盆栽協会、昭和45年[1970])
(さいたま市大宮盆栽美術館提供)

特に万博後半はですね、日本庭園に訪れる人が増えて、盆栽を見て本当に感嘆の声を上げて、これはやっぱり今まではなかったことだったと思います。その万博をきっかけに日本の盆栽ブームが起きたと言っても、過言ではないぐらい盛んになりましたね。

もちろん海外の方もそうですけど、まず日本でブームが起きた、それにやはり盆栽協会の会員も一挙に増えたし、各地に支部ができた。これはやっぱりその万博に半年間盆栽を展示したということが日本の盆栽界にとっても、大変有意義でまた効果のあったことだなと思っています。

|次の100年に向けて

盆栽村というと、やっぱり盆栽の発祥の地・メッカとも言われているぐらいのところですから、本格的な盆栽の維持に努めてもらいたいということもあるし、これから大勢の方が見えるわけですから、それなりの技術を提供して良い盆栽を作ってもらいたいというふうに思っています。

|子どもたちへ向けて

小学生を対象にした盆栽教室、さいたま市は特に力を入れてやっていただいているので、これからの100年に向けて大きく、盆栽に対して有意義なことじゃないかなと思うし、またその中から多少なりとも盆栽の愛好家が生まれてくれれば、また技術者も含めてね、将来に向けて良いことだというふうに思っています。ぜひこれは続けてやってもらいたいと思います。

竹山さん

盆栽は限られた鉢の中で生きているわけですから、水やりが一番基本だし、また毎日やらなきゃいけないということで、やっぱり好きにならないと水やりもできないので、できるだけそういうことを気にかけながら本格的な盆栽に入っていけるような方が出てくるといいなと思います。

ありがとうございました!

 

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