メインメニューへ移動 メインメニューをスキップして本文へ移動 フッターへ移動します


ページの本文です。

更新日付:2025年3月7日 / ページ番号:C115300

大宮盆栽村100周年スペシャルインタビュー vol.1|藤樹園2代目園主 浜野 博美さん

このページを印刷する

令和7年に大宮盆栽村が100周年を迎えるにあたり、大宮盆栽村や盆栽に関わる皆さんに想いを語っていただきます。
今回は藤樹園2代目園主 浜野 博美さんです。
※インタビューの一部を抜粋・要約してご紹介しています。インタビューの全容は動画をご覧ください!

藤樹園2代目園主の浜野博美さんにおかれましては、令和6年12月6日に逝去されました。生前のご功績に深く敬意を表しますとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。なお、今回の動画は生前に撮影させていただいた動画を公開するものです。

|大宮盆栽村100周年への想い

盆栽環境の浮き沈みがある中で、100周年を迎えることができたのは本当に何か考えられないような心境です。

浜野園主
藤樹園2代目園主 浜野 博美さん

関東大震災をきっかけに東京から業者が盆栽に環境のいいところを探し求めて、先達がこの盆栽町というエリアを選びました。先達の先見の明といいますか、今日まで迎えられたということは何かやっぱり根底に、動物を愛するものは動物、盆栽を愛する人は植物愛など、ベースに優しい気持ちがある。その中で先達たちが一生懸命植物を育ててきました。

終戦直後の苦しい中をくぐり抜けてきたというのは昨日のことのように思い出します。

|子どもたちへ向けて

昨日のように思い出すのは、植竹小学校にて学童教育の中で盆栽を取り上げたことです。

その発端を作ったのは清香園の彩花盆栽の山田香織さんや田端さん。そういった方々の力もあり新しく地域住民や学校、学童教育の中で盆栽をとりあげていることが非常にこれからの盆栽を啓蒙していくには良いことだと思います。

浜野園主

特に100年の中で最近は、さいたま市(経済局)で新しく誕生した子どもたちに盆栽をプレゼントするという事業。盆栽園に盆栽を取りに来る方々、お孫さんと一緒に、おじいちゃん、おばあちゃんが来る、それから生まれた赤ちゃんを抱っこしながら、お父さんやお母さんが来る。

そこにはやっぱり盆栽を家族の一員にして欲しいし、ファミリーとして支えてくれれば、5年後、10年後、子どもたちの成長と相まって盆栽の過程をみんなで享受できる、非常に良いことだと思っています。

盆栽贈呈事業
出生届を提出した方へミニ盆栽を贈呈する記念事業

|次の100年に向けて

もう間もなく100年を迎えるということは、やっと私どもも考えるすべをまとめようと思って頑張っています。盆栽園という形を生業としてる人たちが戦前戦後を通じて今、最低の路線に入っていて、大宮盆栽村でも5,6軒しかないんです。

浜野園主


 

特に今後の100年は若い人たちの台頭を期待して盆栽人口が増えてくると思うので、そういった若者の盆栽師が増えること、もう一つは盆栽美術館が核となって、そこを訪ねてきた人たちが世界に発信する盆栽をぜひ埼玉・大宮の地から世界に流れていけばこんなに幸せなことないと思っています。

ありがとうございました!

この記事についてのお問い合わせ

スポーツ文化局/文化部/文化政策室 
電話番号:048-829-1225 ファックス:048-829-1996

お問い合わせフォーム