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更新日付:2023年11月8日 / ページ番号:C038004

「サポートカード」にご協力ください(見かけた方、見せられた方へ)

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さいたま市では、乳幼児から成人期までの一貫した発達障害に関する支援にあたり、その手段のひとつとして『サポートカード』を作成し配布しています。 

サポートカードって何?

「サポートカード」とは、日常生活の様々な場面で困った時など、周囲に配慮してほしいことや、ご本人の特徴などを分かりやすく、適切に説明できるようにすることを目的としたカードです。
主に発達障害(自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害など)があったり、発達が気がかりだったりするお子さんをお持ちの保護者またはご本人のうち、希望者に配布しています。

注意

  • このカードは、発達障害の有無を証明するものではありません。
  • このカードで、各種割引などの公的制度等は利用できません。
  • さいたま市にお住まいの方を対象に配布しています。
  • サポートカードの所持、サポートカードへの記入、サポートカードの使用は強制されません。利用するかしないかは利用される方が判断します。

ご協力ください!

困ったときに「手を貸してください」、「お願いします、○○して下さい」と上手に言えない方たちがいます。サポートカードを見せられた場合などは、以下の点に気をつけてご協力いただければと思います。

  • 一般的には「出来て当たり前」と言われていることが、その人によってはとても努力が必要だったり、努力しても難しかったりします。
  • サポートカードに記載されている内容をもとに、出来る範囲でのご協力をお願いします。
  • 協力が難しい場合は、簡潔にその旨を相手に伝えてください。
  • サポートカード以外の方法でサポートをお願いする方たちについても、同様にご理解とご協力をお願いします。
  • サポートカードは誰にでも少しの労力でできるサポートを基本にしています。ぜひ協力ください。逆に多大な負荷がかかるようなものは、その旨説明していただき協力できないと答えてください。
  • サポートカードのおかげで何をしたらいいのかわかったなどよかった場合は、ぜひ「サポートカードを見せてくれてよかった」と言っていただけると、本人のサポートカード活用の成功体験として今後の活用にもつながりますので助かります。

「サポートカード」を持っていて困っている人を見かけたら。

穏やかな声で「何か手伝うことはありますか」などと声をかけるようにしてください。後ろから声をかけると驚く方もいらっしゃるので目に付くところで声をかけてください。本人がうまく内容を伝えられない場合は、カードの裏面または中身を見て、その内容をもとにサポートしてください。反射的に「大丈夫です」と答えた場合、うまく言えなかった場合もありますので、少し様子を見たうえで「困っているようだけど、そのサポートカードを見せてもらっていいですか」と聞いていただけるといいかもしれません。

サポートカードの形状

カード型

市販されている名札ケースなどに入るサイズです。

 サポートカード【カード型】の形状

二つ折り型

二つ折りすると名刺サイズになります。

 サポートカード【二つ折り型】の形状

サポートカード記載例(あくまでも一例です。人によって必要とするサポートは異なります。)

例1 大切なポイントはメモに書いてください

言葉だけでの説明は理解や受け止めが難しい場合があります。大切なポイント(日時や場所、持っていくもの…等)は、メモや文章にして渡すとより理解しやすくなります。

例2 名前を呼ぶ時には、近くで呼んでください。

人がたくさんいるような賑やかな場所にいると、いろんなことに気が散りやすく、声をかけられても、自分が呼ばれていることに気が付けない場合があります。近くに行って、穏やかな声で名前を呼ぶなどすると気づきやすいです。

例3 静かな場所で待たせてもらいたいです。

人の動きやザワザワとした賑やかな音など、たくさんの情報があるとうまく整理しきれず、混乱からパニックを起こしてしまう場合があります。個室などの静かな場所で過ごしたり、イヤホンなどで賑やかな音から避けたりすることを認めていただけると、パニックを避けられることもあります。

例4 何をするのか具体的に教えてください。

「ここに名前を書いたら、次は何をするの?」などと、先々を見通していくことが難しく、不安な気持ちでいっぱいになっている場合があります。説明は一つひとつ、短く、具体的にできるだけ先の予定が見通せるようにしていただけると、安心して行動しやすくなります。

発達障害の特性と基本的対応を知るために

自分の住む地域でサポートカードを持っている方がいらしたら、まずは発達障害の特性と基本的な対応を理解することから始めてください。

発達障害情報・支援センター
http://www.rehab.go.jp/ddis/

発達障害教育推進センター
http://icedd.nise.go.jp/

知的障害、発達障害、精神障害のある方とのコミュニケーションハンドブック(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/sosei_barrierfree_tk_000005.html

「サポートカード」をご紹介いただくときの注意点

ご紹介していただくことでサポートカードが広がることは、サポートの輪が広がることにつながることになりますので期待していますが、「これつけたらいいよ」「これ持ちなよ」といった表現で紹介した時、人によっては「つけなきゃいけない」「持たなきゃいけない」といった形で受け取り、「自分は利用したくないのに…(言えない)」という場合があります。サポートカードの所持、サポートカードへの記入、サポートカードの使用は強制されません。あくまでも利用される方の判断です。紹介される場合は、紹介のつもりが強制になっていないか気をつけて情報提供していただければと思います。 

配布窓口・問合せ先

配布窓口

  • さいたま市発達障害者支援センター(障害者総合支援センター発達障害者支援係) 電話 048-859-7422
  • 各区役所支援課障害福祉係
     
    各区役所 電話番号 ファックス
    西区 支援課 048-620-2662 048-620-2766
    北区 支援課 048-669-6062 048-669-6166
    大宮区 支援課 048-646-3062 048-646-3166
    見沼区 支援課 048-681-6062 048-681-6166
    中央区 支援課 048-840-6062 048-840-6166
    桜区 支援課 048-856-6172 048-856-6276
    浦和区 支援課 048-829-6143 048-829-6239
    南区 支援課 048-844-7172 048-844-7276
    緑区 支援課 048-712-1172 048-712-1276
    岩槻区 支援課 048-790-0163 048-790-0266
  • その他市内関係機関で配布していることもありますので、相談されている機関等がある場合は、そちらにもご確認ください。

問合せ先

サポートカードについての疑問・質問・ご意見等は発達障害者支援センターまでご連絡ください。

みんなが安心して生活をおくることのできる地域社会(ノーマライゼーション社会)

サポートカードはあくまで自発的なサポートをお願いしています。

一方、国では障害者差別基本法や障害者差別解消法などが制定され、さいたま市でもノーマライゼーション条例が制定されています。サポートカードに興味を持っていただいたことを機に、障害のある人もない人も、みんなが安心して生活をおくることのできる 地域社会(ノーマライゼーション社会) をつくることについて考えていただければと思います。

ノーマライゼーション条例Web
http://www.city.saitama.jp/002/003/004/001/index.html

最後に

皆さんのちょっとしたサポートや理解が、発達障害や発達が気がかりだったりするお子さんをお持ちの保護者またはご本人たちにとっては、社会生活を行う上で大きな助けになることがあります。是非皆さんのご協力をお願いいたします。

サポートカードの役割イメージ

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この記事についてのお問い合わせ

福祉局/障害福祉部/障害者総合支援センター 発達障害者支援係
電話番号:048-859-7422 ファックス:048-852-3272

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