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更新日付:2023年11月8日 / ページ番号:C038004
さいたま市では、乳幼児から成人期までの一貫した発達障害に関する支援にあたり、その手段のひとつとして『サポートカード』を作成し配布しています。
「サポートカード」とは、日常生活の様々な場面で困った時など、周囲に配慮してほしいことや、ご本人の特徴などを分かりやすく、適切に説明できるようにすることを目的としたカードです。
主に発達障害(自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害など)があったり、発達が気がかりだったりするお子さんをお持ちの保護者またはご本人のうち、希望者に配布しています。
困ったときに「手を貸してください」、「お願いします、○○して下さい」と上手に言えない方たちがいます。サポートカードを見せられた場合などは、以下の点に気をつけてご協力いただければと思います。
穏やかな声で「何か手伝うことはありますか」などと声をかけるようにしてください。後ろから声をかけると驚く方もいらっしゃるので目に付くところで声をかけてください。本人がうまく内容を伝えられない場合は、カードの裏面または中身を見て、その内容をもとにサポートしてください。反射的に「大丈夫です」と答えた場合、うまく言えなかった場合もありますので、少し様子を見たうえで「困っているようだけど、そのサポートカードを見せてもらっていいですか」と聞いていただけるといいかもしれません。
市販されている名札ケースなどに入るサイズです。
二つ折りすると名刺サイズになります。
言葉だけでの説明は理解や受け止めが難しい場合があります。大切なポイント(日時や場所、持っていくもの…等)は、メモや文章にして渡すとより理解しやすくなります。
人がたくさんいるような賑やかな場所にいると、いろんなことに気が散りやすく、声をかけられても、自分が呼ばれていることに気が付けない場合があります。近くに行って、穏やかな声で名前を呼ぶなどすると気づきやすいです。
人の動きやザワザワとした賑やかな音など、たくさんの情報があるとうまく整理しきれず、混乱からパニックを起こしてしまう場合があります。個室などの静かな場所で過ごしたり、イヤホンなどで賑やかな音から避けたりすることを認めていただけると、パニックを避けられることもあります。
「ここに名前を書いたら、次は何をするの?」などと、先々を見通していくことが難しく、不安な気持ちでいっぱいになっている場合があります。説明は一つひとつ、短く、具体的にできるだけ先の予定が見通せるようにしていただけると、安心して行動しやすくなります。
自分の住む地域でサポートカードを持っている方がいらしたら、まずは発達障害の特性と基本的な対応を理解することから始めてください。
発達障害情報・支援センター
http://www.rehab.go.jp/ddis/
発達障害教育推進センター
http://icedd.nise.go.jp/
知的障害、発達障害、精神障害のある方とのコミュニケーションハンドブック(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/sosei_barrierfree_tk_000005.html
ご紹介していただくことでサポートカードが広がることは、サポートの輪が広がることにつながることになりますので期待していますが、「これつけたらいいよ」「これ持ちなよ」といった表現で紹介した時、人によっては「つけなきゃいけない」「持たなきゃいけない」といった形で受け取り、「自分は利用したくないのに…(言えない)」という場合があります。サポートカードの所持、サポートカードへの記入、サポートカードの使用は強制されません。あくまでも利用される方の判断です。紹介される場合は、紹介のつもりが強制になっていないか気をつけて情報提供していただければと思います。
各区役所 | 電話番号 | ファックス |
---|---|---|
西区 支援課 | 048-620-2662 | 048-620-2766 |
北区 支援課 | 048-669-6062 | 048-669-6166 |
大宮区 支援課 | 048-646-3062 | 048-646-3166 |
見沼区 支援課 | 048-681-6062 | 048-681-6166 |
中央区 支援課 | 048-840-6062 | 048-840-6166 |
桜区 支援課 | 048-856-6172 | 048-856-6276 |
浦和区 支援課 | 048-829-6143 | 048-829-6239 |
南区 支援課 | 048-844-7172 | 048-844-7276 |
緑区 支援課 | 048-712-1172 | 048-712-1276 |
岩槻区 支援課 | 048-790-0163 | 048-790-0266 |
サポートカードについての疑問・質問・ご意見等は発達障害者支援センターまでご連絡ください。
サポートカードはあくまで自発的なサポートをお願いしています。
一方、国では障害者差別基本法や障害者差別解消法などが制定され、さいたま市でもノーマライゼーション条例が制定されています。サポートカードに興味を持っていただいたことを機に、障害のある人もない人も、みんなが安心して生活をおくることのできる 地域社会(ノーマライゼーション社会) をつくることについて考えていただければと思います。
ノーマライゼーション条例Web
http://www.city.saitama.jp/002/003/004/001/index.html
皆さんのちょっとしたサポートや理解が、発達障害や発達が気がかりだったりするお子さんをお持ちの保護者またはご本人たちにとっては、社会生活を行う上で大きな助けになることがあります。是非皆さんのご協力をお願いいたします。
福祉局/障害福祉部/障害者総合支援センター 発達障害者支援係
電話番号:048-859-7422 ファックス:048-852-3272