皆さんが毎日のように使用している「ガステーブル」や「IH調理器具」の「こんろ」は、使い方を誤ると火災になることがあります。
「こんろ」による火災の発生状況
さいたま市では、平成27年から令和元年までの5年間で住宅火災の「こんろ」による火災(以下「こんろ火災」)が
124件発生し、「こんろ火災」により、死者2名、負傷者60名が発生しています。
この5年間による「こんろ火災」の出火割合は、減少傾向が見られず、ほぼ横ばい状態です。
令和元年中に発生した「こんろ火災」25件のうち、8件が調理中に「その場を離れたこと」で多く出火しています。
他には、こんろの近くに置いていたものが燃えたり、洋服に炎がつく「着衣着火」が発生している事例があります。
「こんろ火災」のほとんどが、人為的ミスから発生しています!!
皆さん1人1人が注意をすれば、「こんろ火災」を防ぎ、大切な家族や家を守ることができます!
「こんろ火災」による火災を起こさないために次のことに注意しましょう!
1 火のついた「こんろ」のそばを離れるときは、必ず火を消しましょう!
2 「こんろ」のまわりや上部には、布巾や紙類などの燃えやすいものを置かないようにしましょう!
3 魚焼きグリルは定期的に掃除をしましょう!
(グリル内の受け皿にたまった油カスなどに火がついて火災になることがあります)
4 手の袖や服の裾が広がらないようなものを着ましょう!燃えにくいように加工され、改良を施した防炎品を着用
することで「着衣着火」による火災を防ぐことが期待できます。
5 IH(電磁)調理器を使用する際は、機器に適した鍋やフライパンなどの調理器具を使用し、油は適切な量を
守りましょう!IH(電磁)調理器に適していない調理器具を使用した場合、油の量が少ない場合、また、
IH(電磁)調理器の天板を掃除していないと、温度センサーが正常に機能せず、火災になることがあります。
もしも時のことを考えて...
台所にも住宅用火災警報器を設置しましょう!
人間はミスをする生き物です。どんなに気を配っていても火災を起こしてしまう可能性は、「誰にでも」あります。そこで火災の発生を早期に知らせてくれる住宅用火災警報器を台所へ設置することをおすすめします。
実際に、住宅用火災警報器を台所に設置したことによって、火災にならずに済んだ事例も多くあります。
大切なものを失わないために…
火災の原因は、皆さんの身の回りに潜んでおり、ちょっとした油断で発生します。
台所を離れるのは、少しだからと、火をつけたまま離れていませんか?
大切なものを失わないために、今一度自分の行動を見直してみてください!
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