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更新日付:2024年12月11日 / ページ番号:C115224

«浦和絵描き»瑛九アトリエ保存・活用の検討

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浦和絵描きとは

 「浦和絵描き」とは、昭和初期の浦和に数多く暮らしていた画家たちの呼称で、『鎌倉文士に浦和絵描き』というように鎌倉と対に称されることもありました。
1923年の関東大震災後に芸術家たちが東京から浦和に移り住んだことがきっかけの一つであり、絵心を刺激する程よい自然環境や洋風建築が点在する都市景観があったことが要因だと言われています。
 当時使われていたアトリエなどは、様々な事情により現在は数える程度しか残っていなくなってしましました。

瑛九アトリエの3D測量

 「浦和駅周辺まちづくりビジョン」では、浦和のまちが持つ文化芸術資源の保全活用を目指しており、浦和絵描きの一人である瑛九氏のアトリエが取り壊されることを受けて、3Dレーザー測量によるデジタルデータとしての保存を試験的に実施しました。
 測量は、令和5年11月に実施し、レーザー測量器に加えて、ドローンによる空中からの写真測量も行いました。これにより、自宅兼アトリエの建物外観や内部、庭の樹木など、敷地内の状況を正確にデータ化することができました。

測量成果の活用

 測量により取得したデータを基に動画を作成し公開しています。
 今後はデータの活用方法については様々な検討を進めていきたいと考えています。
 

市民団体による活用事例(瑛九へのオマージュ展)

2023年の秋、”さいたま国際芸術祭2023 ”の市民プロジェクトとして”瑛九再考”が行われ、ここに集った人々のつながりを基に、今日における瑛九の意義について考える市民団体「瑛九アトリエを生かす会」が発足しました。
この会が主体となり、これまでの会の活動を振り返るとともに、生前の都夫人と懇意にしていた方々が保管する貴重な作品や、瑛九をリスペクトする作家(青山、浅見、塩﨑、渋谷、鈴木、高草木、高島(五十音順、敬称略))による作品を展示する「瑛九へのオマージュ展」が開催されました。
リーフレット  リーフレット リーフレット
 
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「瑛九へのオマージュ展」では、3Dレーザー測量によるデジタルデータで作成した映像と、写真測量によるデータをご活用いただき、来場された方々に今は無くなってしまったアトリエの記録をご覧いただきました。
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3D測量成果を動画で可視化
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360°カメラ画像により建物外観・内部を自分で操作
 

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