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更新日付:2024年9月25日 / ページ番号:C114656
あなたに知ってほしい!令和の防災
防災かわら版 第2号
「避難場所」と「避難所」はよく似た言葉ですが、目的や災害の種別によりそれぞれ別の意味を持っています。
大きな災害があると「避難所」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし避難所では、自宅の被災状況も違えば、自分や家族が抱える状況の異なる人々が共同生活を送ることになります。
そのような環境では、プライバシーを守ることが難しく、居住スペースや物資にも限りがあるため、決して良好な環境の場所とはいえず、
ストレスなどで体調を崩してしまうこともあります。
自身と自宅の安全を確保できたならば、住み慣れた自宅での生活を続ける「在宅避難」を強くおすすめします。
できるだけ自宅で過ごせるよう、平常時から家具の固定や備蓄品を十分量用意しておくことが大切です。
参考 家庭での備えを!
避難所の運営は、原則運営リーダー(自治会長など)を中心に行われます。
避難所の運営は「行政の仕事」と言う方もいるかもしれません。
避難所担当職員として、市職員を選任していますが、避難される人数や長期間に渡る場合など、条件によっては、市職員だけでは運営に支障がでると考えられます。
そのため、指定避難所ごとに、避難予定の自治会などによる「避難所運営委員会」を設置しています。
運営委員会は、運営リーダーのもと、地域住民が班員となり、概ね6つの班と施設管理者及び避難所担当職員で構成されています。
平常時には、運営に必要な避難生活におけるルール、施設の利用方法等を取り決め、避難生活に備えた訓練を行い、
災害時には、平常時の経験を活かし、自主的な避難所運営を円滑に行うことで、安心・安全な避難所の確保と避難者の混乱解消に努めます。
円滑な避難所運営を行うためには、避難される方々の協力が不可欠となります。
また、避難所での生活を乗り切るためには、知らない人同士でもお互いを思いやり、避難所ごとのルールのもと、
避難者で役割を分担し協力していくことが大切です。
避難所は決して快適な場所ではありません。
実際の被災地の避難所では、掃除当番などの役割を決めた途端に自宅に戻られた方がいるとの話もあります。
避難所生活をみんなで乗りきるためにご協力をお願いします。
自宅が大きな被害を受けて、危険な場合や少しでも不安を感じる場合には指定避難所へ避難しましょう。
また、自宅に大きな被害がなくても、ライフラインの代わりとなる備蓄がない、周りからのサポートが必要など、
自宅での避難生活を続けることが難しい場合には、指定避難所へ避難しましょう。
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