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更新日付:2025年4月9日 / ページ番号:C118260
自分自身をコントロール出来なくなる程、ゲームにのめりこみ、やめられない状態になるまでには、様々な要因が絡み合っていると考えられています。
上記のような背景から、現実世界での辛い状況を生き延びる為に、ゲームで達成感を得たり、仲間との繋がりを感じることで所属感を取り戻すなど、現実とのギャップを埋め、自分を保とうとしている側面があると言われています。
下記のような問題が起こっても、使用や行動を優先させ、コントロールできない状態になります。
・夜中にゲームやスマホに費やすことで昼夜逆転になる。睡眠不足により、遅刻や居眠りが増える。
・ゲームやスマホを利用していない時間になると、いつもよりイライラしてキレやすくなる。
・家族への暴言や暴力
・課金による借金や嘘 など
<子どもの場合>
・学校に遅刻したり、行けなくなる。
・ゲームやネットを最優先にし、勉強や友人との交流する時間が減っていく。 など
最終目標は「ゲームとうまく付き合いながら、日常生活が送れること!」
【対応のポイント】ゲームにのめりこむ本人の背景にも目を向けましょう。
・ゲームやスマホを急には取り上げないようにしましょう。多くの場合、家族と本人の衝突につながります。
・家族が本人のやっているゲームやスマホのコンテンツのことや、使用を管理するペアレンタルコントロール(みまもり機能)などの知識
を得ておきましょう。
・本人との会話を増やしましょう。親子関係の改善がポイントです。
1.「私は」を主語にする「わたし(Iアイ)メッセージ」で伝える。
2.肯定的な表現にする。
3.簡潔に伝える。
・家族でオフラインにして過ごす時間を増やしたり、ゲームやスマホ以外の行動をほめてのばすようにしましょう。
・ゲームやスマホの利用時間に関するルールを一緒に考えましょう。
子どもの意見を主体にしてルールを考えること、達成可能なルールにすることがポイントです!守れなかったときにどうするかも決めて
おきましょう。決めたルールは紙に書くなどをして、家族全員が目に付くところに貼り、家族全員でルールを守りましょう。
・家族自身の生活も大切にしましょう。
ご家族が正しい対応を身につけるには、相談(カウンセリングを含む)や依存症についての学習、
グループミーティングへの参加が非常に効果的です。
本人が家族や家族以外の人たちとつながり、支え合うこと、孤立しないことが大切です。また、家族だけで抱え込まずに、まずは家族相談を行っている専門の医療機関や相談機関に相談してみましょう。こころの健康センターでは、家族や本人からのご相談をお受けしています。
保健衛生局/保健部/こころの健康センター
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