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更新日付:2025年4月9日 / ページ番号:C015973
ギャンブル依存症とは、性別や学歴、職業にかかわらず誰でも陥る可能性のある病気です。この病気は、ギャンブルの計画や、実際のギャンブルにかなりの時間やエネルギーをつぎ込み、借金を繰り返したり、家庭内の不和に陥るなど不本意な状況になってもギャンブルを続けてしまいます。
以下のような症状があるようでしたら、ギャンブル依存症の支援が必要な可能性があります。 ギャンブル依存症は、回復できる病気です。ぜひ、ご相談ください。
なお、希望者の方には、SAT-Gというギャンブルに頼らない生活を取り戻すためのプログラムに取り組むこともできます。
※ギャンブル…パチンコ、パチスロ、競馬、競輪、競艇、麻雀、カジノ、宝くじ等も含まれます。
1. ギャンブルに対するコントロールの喪失
・自分の思っていた以上に、ギャンブルにお金や時間を費やしてしまう。
・ギャンブルに勝っても、「もっと勝ちたい」とギャンブルをし、負ければ、負けを取り戻すためにギャンブルをやり続ける。
・「今日こそギャンブルはしない」と思ってもギャンブルをしてしまう。仕事帰りや休日などになるとギャンブルをしてしまう。
2. 進行性の病気
・ギャンブルに使う金額や時間が増えていく。
・ギャンブルをやめる約束が守れない。結果的には家族に嘘をついてしまう。
・家族関係や職場での立場がギャンブルの為に悪化してもやめられない。
3. 借金を繰り返す
・消費者金融などに借金をしてギャンブルをしてしまう。
・ギャンブルのために、必要な生活費を使ってしまう。
・家族にギャンブルで作った借金の返済をしてもらってもやめられない。
※上記1~3 の症状・問題の他にも、ギャンブル依存症は、離婚、横領等の犯罪、自殺、失踪、虐待等の深刻な問題に発展する場合があります。
ギャンブル依存症にかかると、依存症者はなかなか自分の病気を認めることができない傾向(これを「否認」と言います)がありますが、アルコールなどの他の依存症と同様、相談(カウンセリングを含む)、依存症についての学習、グループミーティングへの参加、リハビリテーション施設の利用や生活環境の見直しなどを通して、ギャンブルをやめ続ける人生を送ることができるようになります。
ご家族のギャンブル依存症者への対応は、以下の傾向があるようです。
・ギャンブルをやめさせるために苦言や説教をする。
・ギャンブル依存症者のお金を管理したり、財布をのぞいたりする。
・家族や自分自身のことを二の次にして、借金の返済に努める。
・じっと我慢していたり、ギャンブルのことは見て見ぬふりをする。
多くのご家族が上記のような対応を何度繰り返しても、なかなかギャンブル依存症者のギャンブルをやめさせることは難しいようです。
ご家族が正しい対応を身につけるには、相談(カウンセリングを含む)や依存症についての学習、グループミーティングへの参加が非常に効果的です。
保健衛生局/保健部/こころの健康センター
電話番号:048-762-8548 ファックス:048-711-8907