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更新日付:2025年10月29日 / ページ番号:C124913
「市報さいたまプラス」では、「市報さいたま」の特集紙面で掲載しきれなかった情報、こぼれ話などを掲載しています。
今、市内で広がっている「子どもの居場所」をご存じですか?
子どもの居場所は、地域が主体となって子どもたちの成長を支え、見守る場所です。
特集紙面で中心的に取り上げた子ども食堂もそのひとつです。他にもプレーパークやフードパントリーをはじめ、さまざまな子どもの居場所があります。
今月は「子どもの居場所ってどんな場所?」と題して、プレーパーク、フードパントリーがどんな場所かを、担い手の方の声を交えて、詳しく紹介します!
(目次)
プレーパークってどんな場所?
プレーパークってこんな場所!~プレーパークの担い手の方に聞きました!~
フードパントリーってどんな場所?
フードパントリーってこんな場所!~フードパントリーの担い手の方に聞きました!~
子どもの居場所づくりに参加しませんか?
地域住民や行政などが協働しながら、禁止事項を減らし、子どもたち自身が遊びを作り出す、のびのび遊べる場所です。
遊び場の環境づくりや場のコーディネートをするプレーワーカーが、遊びの種類に応じて注意を払ったり、子どもの関心を引き出したりすることで、信頼関係を結び、よき相談相手にもなっていきます。
浦和区にある「冒険はらっぱプレーパーク」で活動されている「特定非営利活動法人たねの会」の代表・佐藤美和さんにお伺いしました。
プログラムや禁止事項をできるだけ作らず、木工遊びやどろんこ遊びなど、子どもたちが「やってみたい」にチャレンジできる場所です。
子どもたちが自ら考え、自由に過ごす時間が減っていると感じているため、冒険はらっぱプレーパークでは、どのようにどんなことをして遊ぶかを、子どもたち自身が決められることを大事にしています。
実際、保護者の方々からは「暖かく子どもたちを見守ってくれる雰囲気で安心する」「子どもがとても楽しそうでうれしい」などといった声をいただいています。
また、地域の方からも「子どもたちの遊ぶ姿を見て元気をもらった」などと言われることもあり、いろいろな人たちの居場所になっている実感があります。
最初は元気のなかった子どもたちがいきいきと遊んでくれるようになったとき、やっていてよかったと思います 。
さまざまな遊びを通して子どもの成長を感じたり、幅広い年齢の子どもたちが一緒に遊んでいる様子を見られることも楽しみの一つです 。
ただ、市内での活動団体やプレーワーカーが少ないという課題もあり、今年度からは、さいたま市主催のプレーパーク運営基礎講座も始まっています。
市内のさまざまなエリアの方に参加いただいており、この活動をきっかけに、さいたま市全体が子どもたちの遊びを大切にする環境になっていくといいなと思っています 。
ひとり親家庭など、さまざまな理由で日々の食品の入手が難しい家庭に対し、無償で食品を配付する活動です。
栄養バランスのとれた食品を提供することで、子どもたちの育ちを支援します。
配付する食品は、フードバンクや地元企業、農家から提供を受けるほか、ご家庭で余っている食品を広く集める「フードドライブ」などの活動を通じて確保します。
中央区の「みな風フードパントリー」で活動されている、埼玉フードパントリーネットワークさいたま市連絡会の山田ちづ子さんにお話を伺いました。
月1回、生活保護受給世帯を除き、子育て中の“ひとり親家庭等医療費受給資格証”や“児童扶養手当受給者証”、保護者が障害者手帳をお持ちの方などを対象に、無料で食品の配布を行っています。
運営者は個人宅で実施していることが多く、食品を保管しておく場所が足りていません。そのため、寄附があっても受け入れられないことがあるんです。加えて、フードパントリーは子ども食堂ほど知名度がなく、企業などからの寄附も多くない。そのため、寄附いただける企業とのつながりが必要と考えています。
フードパントリーは食品配布を直接行なっているため、感謝の言葉をその場で言われることが多く、参加する親御さんからお礼の言葉をもらえた時にやりがいを感じています。
お配りする食品を集めようにも、協力してくれる人を見つけることはなかなか大変です。そのために、まずは地域のみなさんにフードパントリーとはどんな団体かを知っていただきたいです。
また、一般家庭で余っている食品は、賞味期限が2か月以上あるものであれば寄附が可能です。団体によって寄附物品の場所確保が難しい場合があるため、寄附前に一度団体へお問い合わせをお願いします。
市報さいたま11月号について、詳しくは、こちらのページ(新しいウィンドウで開きます)をご覧ください。
市長公室/秘書広報部/広報課
電話番号:048-829-1039 ファックス:048-829-1018