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更新日付:2024年10月29日 / ページ番号:C117165

市報さいたまプラス 2024年11月号

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「市報さいたまプラス」では、「市報さいたま」の特集紙面で掲載しきれなかった情報、こぼれ話などを掲載しています。

地球温暖化の影響で、さいたま市も夏の熱中症リスクの増大やゲリラ豪雨などを身近に感じるようになってきました。ですが、実は家庭から出るCO2の排出量は、夏ではなく、これから冬にかけてピークを迎えます。そこで今回は、「認定特定非営利活動法人 環境ネットワーク埼玉」の事務局長である秋元智子さんに、“冬のCO2削減術”を伺いました。

「認定特定非営利活動法人 環境ネットワーク埼玉」とは!?

環境ネットワーク埼玉役員一同
環境ネットワーク埼玉 役員一同
ゼロカーボンシティ共創推進プラットフォーム設立総会
プラットフォーム設立総会
「認定特定非営利活動法人 環境ネットワーク埼玉」は地球温暖化防止をはじめとする環境保全活動を推進するために設立された団体です。平成17年4月に、温暖化対策推進法で定められた埼玉県地球温暖化防止活動推進センター(埼玉県センター)を埼玉県知事より指定されて、活動をスタートさせました。平成25年には認定NPO法人となり、県民や事業者、行政機関と連携し、将来にわたり持続可能な循環型社会の構築に寄与することを目的に活動しています。
 

私たちに“できること、こんなにあります!” 冬のCO2削減術

室温20度設定のイラスト

 家庭でできる節電や省エネ対策はたくさんありますが、冬で大切なことは、まず住居の断熱効果を上げること。熱は窓の開口部から逃げるので、「窓の断熱」が最初のポイントです。カーテンを厚地のものにするだけでも断熱の効果が期待できます。
 また、暖房機器を選ぶなら「エアコン」がおすすめ。ただ、エアコンは足元が寒い、すぐに暖まらないなどの難点がありますので、補助的に「ストーブやこたつ」などを短時間で使うのが良いでしょう。エアコンを使う際はサーキュレーターや扇風機を併用することで空気を循環させ、室内温度を20度に保つようにしてください。
 動きが鈍らない範囲で「室内では重ね着」を心掛けてください。衣類をしっかりと着て、体から温めることが大切です。2キロメートルくらいの移動時も、寒いからといって車を使用するのではなく、自転車を使ってみてはいかがでしょうか。体が温まるのはもちろんですが、CO2の削減にもつながります。

「うちエコ診断」ではじめる、家庭ごとのCO2削減術!

 CO2削減の第一段階として、各家庭の「エネルギーの見える化」が重要です。うちは普段、どのくらいの電気やガスを使っているのだろう?と気にしてみませんか。春と秋は冷暖房を使わない季節ですので、その季節の電気使用量や電気代をベースにすると、夏や冬場にどのくらい使用量や料金が上がっているかが分かりやすくなります。料金の上がっている分が冷暖房費となり、冷暖房にどのくらい使っているかを把握できます。
 また、「うちエコ診断」という制度を活用するのもおすすめ。これは、各家庭のライフスタイルや地域特性に応じた、きめ細かい診断・アドバイスを実施することで、効果的にCO2排出量の削減・抑制を推進していくための制度です。
資格試験をパスした「うちエコ診断士」が受診家庭とのコミュニケーションを通じて、家庭のエネルギー対策や地球温暖化対策を診断し、各家庭に合わせたオーダーメイドの対策を提案してくれます。私たち「認定特定非営利活動法人 環境ネットワーク埼玉」は「首都圏ネットうちエコ診断実施事務局」としての窓口を担っています。「うちエコ診断」の受診希望は常時募集していますが、一部有料となっています。

※「うちエコ診断」について、詳しくは、こちらのページ(新しいウィンドウで開きます)をご覧ください。

私たちは温暖化・脱炭素にどのように向き合っていけばよいでしょうか?

省エネ相談会の様子
商業施設での省エネ相談会の様子
このままだと、次世代を担う子どもたちが成人する頃には、さらなる気候変動の影響を受けることになりかねません。そのために温暖化対策であるCO2の削減は急務です。ただ、温暖化は世界的規模の課題だと考えている人が多く、自分一人が頑張っても砂漠の一滴の水にしかならないと言う人もいますが、そんなことはありません。一人ひとりの意識の変革と取り組みが社会を変えていきます。まずは、自分のできることから、一緒に行動していきませんか?

市報さいたま

市報さいたま11月号について、詳しくは、こちらのページ(新しいウィンドウで開きます)をご覧ください。

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