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更新日付:2025年1月30日 / ページ番号:C119017

大規模校・過大規模校解消、義務教育学校建設、 大型アリーナ建設、中央区役所周辺公共施設、 大宮駅グランドセントラルステーション化構想見直し、公立保育園、 市営レジャープール、PFI事業などに関する要請書

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件名

大規模校・過大規模校解消、義務教育学校建設、 大型アリーナ建設、中央区役所周辺公共施設再編基本計画、 大宮駅グランドセントラルステーション化構想見直し、公立保育園削減、 市営レジャープール拡充、PFI事業などに関する要請書

受領日

令和6年9月4日(水曜日)

要請の趣旨、要請事項

【要請の趣旨】
◎大宮駅グランドセントラルステーション化構想の見直しを
さいたま市が2021年9月に発表した大宮駅グランドセントラルステーション化構想は、2015年に閣議決定された第2次『国土形成計画』に基づき、概ね10年間の国土づくりの戦略を示した『首都兼広域地方計画』の中で、国土交通省が、大宮を「東日本の玄関口の機能を果たすための,スーパー・ メガルージョンを支える対流拠点にする」と位置づけたことを受けて、つくられたものです。この構想は、国が東日本の対流拠点にすると位置づけたことで、自動的にそれが実現するものと決め込み、広域の道路整備などの観点もなく、ひたすら、大宮駅近辺の再開発だけにのめり込んでいます。しかも、資金の裏付けもないまま作成した計画で、まさに、空想に近い構想というほかはありません。
とくに問題なのは、大宮駅やさいたま市の地理的条件、社会的条件、その特性などをいっさい考慮せず、駅周辺を再開発し、高層ビルを建てることこそが、街の発展につながるという短絡的な信念だけでつくられており、大宮駅周辺の暮らしの現実を直視したものとは言えません。
この構想の弱点の一つは、駅の近くに大型駐車場をつくれば、交通渋滞は解消するという考えです。ご存じのように、大宮駅周辺は、慢性的な交通渋滞地域です。この渋滞を解消するには、広域的な道路網の改善が必要ですが、商店や事務所、住居が密集しているので、道路網の改善は一朝一夕にはいかない実態があります。つまり、郊外から大宮駅にスムーズにアクセスできない道路事情を放置しておいて、駅周辺に大型駐車道をつくって車を集中させたらどうなるのか、さらに深刻な渋滞を招くのは、火を見るより明らかです。車を大宮駅近くに呼び寄せない工夫が必要ではないでしょうか。例えば、大型駐車場は、駅から少し離れたところに設置し、そこから、駅まで無料のシャトルバスを走らせれば、駅近くに、車を呼び寄せなくて済みます。
駅近くに大型駐車場をつくれば、街が発展すると誤った信念に基づき、歴史のある大宮小学校を駐車場ビルに閉じ込め、空の見えない学校にする計画など、許されるはずはありません。大宮駅が、東日本へ向けた対流拠点になるのかという点ですが、確かに、東北・関越・北陸新幹線への分岐点となる駅ですが、羽田や成田空港へ行くには時間がかかるし、東海道新幹線にも直結していません。東日本からの乗客は、ほとんどが、大宮駅を通過することになるのではないでしようか。
物流拠点としては、どうでしょうか。さいたま市には、大型の物流倉庫や大工場は、ほとんどありません。大型物流倉庫や大きな工場は、ほとんどが、さいたま市外の街外れにあります。このような状況で、大宮が東日本の対流拠点となり得るのでしょうか。

【要請事項】
非現実的な大宮駅グランドセントラルステーション化構想を見直すとともに、大宮小学校敷地の駐車場化を行わないこと。

対応結果(回答)

大宮駅グランドセントラルステーション化構想は、大宮駅周辺における公共交通間の乗換利便性の低下、駅周辺建築物の老朽化、慢性的な交通渋滞等の課題を解消し、駅周辺街区のまちづくり、交通基盤整備及び駅機能の高度化を三位一体で推進し、東日本の玄関口である大宮、ひいては本市のプレゼンスを飛躍的に向上させることを目的として進めております。
本構想では、地下バイパス化や4車線化等の道路整備を検討しています。しかし、道路整備には時間を要することから、令和6年5月より大宮駅周辺の実状に合わせた駐車場地域ルールの運用を開始し、駐車場の適正配置化を推進しています。
なお、歴史のある大宮小学校を駐車場ビルに閉じ込め、空の見えない学校にする計画はございません。引き続き、大宮駅グランドセントラルステーション化構想の早期の事業化に向けた検討を進めてまいります。

この記事についてのお問い合わせ

都市局/都心整備部/東日本交流拠点整備課 
電話番号:048-646-3280 ファックス:048-646-3292

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