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更新日付:2024年6月3日 / ページ番号:C114568
与野中央公園整備、及び次世代型スポーツ施設に代わる(仮称)与野中央体育館に関する要望
令和6年4月8日
【要望の趣旨】
日頃より、都市公園や公共のスポーツ施設拡充などに尽力されていることに感謝します。
市の住民説明などを受け、5000人興行用メインアリーナの問題点が数多、明るみになり、5000人興行用メインアリーナ計画中止の声が日に日に大きくなり始めてから、ちょうど1年。
折よく3月20日には、中央区選出の市議5人の主催で与野中央公園・オープンミーティングが開かれ、「市民と市議が意見交換、参加者200名」と新聞に報道されるなど、大きな反響がありました。
興行用メインアリーナについて賛成・反対はあるものの、誰もが憩える緑と水辺が豊かな与野中央公園への期待と、墨田総合体育館の紹介により、公園内の多目的スポーツ施設への関心が一層高くなってきていることが伺えます。
緑被状況の減少が続くさいたま市。中でも、中央区の緑被率は低く、10行政区のうち最下位の10.7%。
中央区の住民一人当たりの公園面積は、「市の公園条例」で定めている5平方メートルに届かず、わずか1.76平方メートル。
スポーツ振興に欠かせない市立体育館の稼働率は高く、体育館不足がくり返し指摘されています。ここ、中央区でも与野体育館の稼働率が96%と高く、市民が利用しづらい状況が続いています。
こうした状況から、鴻沼川や高沼用水路を活用し、市民参加で、自然を保全・再生し、カワセミやホタルの棲む緑と水辺の豊かな与野中央公園の整備、最新設備で適正規模の多目的な市民総合体育館の設置が急がれます。
広い遊び場、四季折々の花咲く緑豊かな魅力ある与野中央公園、各種スポーツや武道・演舞などができる魅力ある市民総合体育館ができれば、その評判は広まり、来園者や体育館利用者・競技観覧者で、相当なにぎわいが期待できるでしょう。それは、潤いのある日常生活・交流の広がり・スポーツの振興・地域の活性化にもつながるでしょう。
新年度にあたり、与野中央公園の整備、及び次世代型スポーツ施設に代わる多目的な市民総合体育館の設置について、これまでの要望をベースに具体的な施設・設備などを加えた形で、あらためて下記のように要望します。
なお、4月末までに文書回答提示のうえ、懇談という形で市の見解をお聞かせください。
【要望事項】
1.バリアフリーの方針にもとづき、与野中央公園の新エリア(鴻沼川=西縁用水路)を市民参加で整備し、みどりと水辺が豊かな公園となるよう、公園施設として、草はら広場・小運動広場・水辺の広場・築山・ジョギングコース・時計台・東屋・花の散歩道・ミニ野外ステージ・ドッグラン・大中小の樹木・ブリッジ等を設置してください。
また、現時点での与野中央公園新エリアの公園施設等の全体像を明らかにしてください。
2.弊害の多い5000人興行用アリーナ計画を白紙に戻し、次世代型スポーツ施設に代わる市民利用の適正規模の多目的な(仮称)与野中央体育館を市民参加で設置してください。具体的には、墨田総合体育館等の機能も参考にされ、交流や避難所の機能を併せ持つスポーツの拠点とし、およそ次のような施設を設置してください。
1.バスケット・バレー・バドミントン・卓球などの競技場、剣道・空手・太極拳・ダンスなどの多目的フロア、障がい者用スポーツコーナー、観覧席、子ども遊戯室、舞台ステージなど。
2.事務室・会議室・集会室・トレーニング室・和室・音楽室・ロッカー室・更衣室・温水シャワー室・備蓄倉庫など。
3.便宜的な施設として、公園来園者も利用可能な売店・レストラン・カフェなど。
4.利用料金は、与野体育館なみにする。
3.公園整備・公園施設工事に際し、騒音・振動など、住民の生活に支障をきたさない十分なる配慮と対策を講じてください。住宅被害が生じた場合は、損害補償をしてください。
4.公園施設も含め、与野中央公園整備の全体像及び総事業費とその内訳を公表してください。
5.市長と市民の対話集会を開き、与野中央公園整備について、市長の見解をお聞かせください。
要望事項1について回答いたします。
原則的に公園整備に際しては、さいたま市だれもが住みよい福祉のまちづくり条例に基づき、バリアフリーに配慮した施設になるよう設計、整備を進めております。
与野中央公園の現在の計画の全体像につきましては、旧与野市時代から目標としています、広さを生かした公園づくりや総合公園としての多様性とシンボル性に富んだ公園づくり等を踏まえまして、旧与野市時代の計画に近づける工夫をしてきたところです。
具体的には、現在の計画では、広さを生かした公園づくりにつきましては、約1ha のまとまった草原広場の整備を予定しております。
また、多様性につきましては、一体型調節池の底面にバスケットコートやアーバンスポーツエリアを設置するほか、障がいの有無に関わらず誰もが遊ぶことができるインクルーシブ広場の整備を計画しているところです。
さらに、シンボル性につきましては、メインアリーナとサブアリーナ、結節空間から成るシンボリックな「(仮称)次世代型スポーツ施設」を想定しており、庁内で連携しながら計画を進めてまいります。
要望事項2について回答いたします。
(仮称)次世代型スポーツ施設は、これまでの与野中央公園の整備に関する検討状況や、「さいたま市総合振興計画」、「与野本町駅周辺地区まちづくりマスタープラン」等の考え方を踏まえ、本市の持続的な成長・発展や、地区内外の人々が集まる一体的な拠点づくりにつながる施設として整備を検討してきたものです。
本施設が、市民の皆様にとって「みる」スポーツや「する」スポーツなどを楽しめる“次世代の交流拠点”としての役割を果たすことを目指しており、白紙に戻すことは考えておりません。
要望事項3について回答いたします。
公園整備工事につきましては、騒音・振動を低減する機械を使用することや、現場周辺を走行する工事車両に徐行の徹底を指導することなど、周辺の方々に配慮した施工を行います。また、工事による影響で住宅に被害が生じた場合には、適切に補償してまいります。
(仮称)次世代型スポーツ施設の整備につきましては、供用に支障のない施設整備を求めることはもとより、工事時等の振動や騒音等の影響を最小限に抑えるための工夫や、それらに関する丁寧な説明を行うよう求めてまいります。
また、事業者に対し、事前及び事後の近隣家屋調査を求める予定であり、万が一、工事に起因する破損等が認められた場合は、事業者は市にすみやかに報告の上、現況復旧に努める等、周辺にお住いの方々に対して、丁寧かつ適切な対応を求めてまいります。
要望事項4について回答いたします。
与野中央公園整備の全体像につきましては、要望事項1にて回答したとおりです。
総事業費につきましては、令和4年3月時点の事業計画変更の認可図書における資金計画では、以下のとおりです。
用地費 |
6,972,490,000円 |
物件移転補償費 |
1,631,349,000円 |
工事費 |
2,076,963,000円 |
事務費 |
111,004,000円 |
総事業費 |
10,791,806,000円 |
なお、(仮称)次世代型スポーツ施設整備の事業につきましては、今後の公募開始に先立って事業費を精査し、議会にお諮りする予定です。
要請事項5について回答いたします。
これまでも自治会の会合等において市長自らが、(仮称)次世代型スポーツ施設を含む与野中央公園整備について、丁寧に説明し、率直な意見の交換を行ってきたものと認識しております。
今後も引き続き、広く市民の皆様に対し、与野中央公園整備について丁寧に説明してまいりたいと考えております。
スポーツ文化局/スポーツ部/スポーツ政策室
電話番号:048-829-1737 ファックス:048-829-1996
都市局/みどり公園推進部/都市公園課
電話番号:048-829-1420 ファックス :048-829-1979
都市局/みどり公園推進部/南部公園整備課
電話番号:048-840-6177 ファックス :048-840-6189
スポーツ文化局/スポーツ部/スポーツ政策室
電話番号:048-829-1737 ファックス:048-829-1996