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更新日付:2024年11月28日 / ページ番号:C009075
「岩槻藩遷喬館」は、寛政11年(1799年)に、岩槻藩に仕えていた儒者・児玉南柯(こだま なんか)が開いた私塾です。後に藩校となり、岩槻藩の武士の子弟が勉学や武芸の稽古に励みました。
明治4年(1871年)に藩校が廃止になった後は、おおむね民家として使用されていましたが、昭和14年(1939年)に埼玉県の史跡に指定されました。
平成15年(2003年)から同18年(2006年)にかけて解体修理・復原工事を行い、公開しています。
埼玉県内では唯一現存する藩校の建物です。
詩経(中国最古の詩集)の「伐木」の一節、「出自幽谷 遷于喬木(幽谷より出でて 喬木に遷る)」に由来しています。
学問を欲し友を求めることを「鳥が友を求めて深い谷から高い木に飛び移ること」にたとえた内容で、学ぶ者に高い志を持つことを促す意味が込められています。
江戸時代の後半、延享3年(1746年)に甲州の豊島家で生まれ、11歳で岩槻藩士の児玉親繁(ちかしげ)の養子になりました。
16歳のとき藩主大岡忠喜(ただよし)に仕えました。
18歳で江戸の藩邸に勤務し、以後様々な要職を歴任し、35歳の安永9年(1780年)南京船漂着事件の処理で名声を上げました。
43歳のときに職を辞し、54歳の寛政11年(1799年)に私塾・遷喬館を開設し、岩槻藩の子弟教育に情熱を注ぎました。
児玉南柯自画像
岩槻藩遷喬館についての紹介を、YouTubeにて公開しています。ぜひ、ご覧ください。
9時から16時30分まで
月曜日(休日を除く)
休日の翌日(土曜日・日曜日・休日・休館日を除く)
年末年始(12月28日から1月4日)
その他特別整理期間・臨時休館日
無料
東武アーバンパークライン(野田線)「岩槻駅」東口より徒歩10分
岩槻本町公民館・岩槻図書館の向かい
※駐車場はありません。ご注意ください。
〒339-0057 埼玉県さいたま市岩槻区本町4-8-9
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