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更新日付:2017年3月1日 / ページ番号:C006200

明治32年、北沢楽天は福沢諭吉の創刊した「時事新報」の漫画記者となります。楽天の描く漫画は人気となり、明治35年には「時事新報」の中に漫画を特集した「時事漫画」欄が設けられます。これは当時の新聞としては画期的な事でした。「時事漫画」は政治風刺だけでなく、婦人や子供向けの漫画も掲載し広い層の読者を獲得します。大正10年に「時事漫画」は新聞日曜版別冊として独立し、カラー2ページの漫画と単色刷りの写真と読み物からなる日本初の新聞日曜版『時事漫画』として人気を博しました。

作品紹介

「電写鏡」

 ドイツ(漫画ではイタリアとある)の物理学者コルンが写真電送に成功したというニュースから、テレビ電話を着想し描いた作品。楽天は便利になり過ぎる世の中への風刺も忘れてはいなかった。

72号 大正11年7月9日

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