授産支援アドバイザー派遣事業

　さいたま市障害者総合支援センターでは、授産施設が抱える問題（自主製品の開発及び改良、販売の促進、受注作業の能率向上）を解決する一助として、専門的技術や知識を持つ障害者授産支援アドバイザーを施設に派遣し、必要な助言や指導を行っています。

　障害者授産支援アドバイザーは、令和6年12月現在で、25名の登録があります。デザイン・食品製造・手芸・ホームページ作成等の様々な分野の専門家の方にご登録をいただき、施設の課題やニーズに見合うアドバイザーを派遣しています。
　令和6年12月時点の派遣可能内容は、指導可能な技術一覧をご覧ください。

　アドバイザーを直接施設に派遣しているため、施設の状況や概要、悩みを踏まえ、その施設に適した助言や改善案が示されています。
　また、登録しているアドバイザーに対しては、障害のある方に対する理解を深めていただくために、より良い助言の提供をお願いしています。

これまでの支援事例（一部）

・商品の選定、配送方法、ホームページ掲載用写真の撮影方法などの支援
・アップサイクル商品の開発支援
・ギフト商品等のパッケージ開発
・販促物の作成支援
・自主製品を活用した新商品の開発支援
・商品の撮影指導

　過去の支援事例（写真あり）はこちらからもご覧いただけます。

派遣対象施設

（1）就労移行支援事業所
（2）就労継続支援事業所（A 型・B 型）
（3）生活介護事業所
（4）障害者支援施設（就労移行支援・就労継続支援・生活介護を行うものに限る）
（5）地域活動支援センター
（6）小規模作業所

　※さいたま市内の施設に限ります。

利用料・派遣回数

　利用料は無料です。アドバイザーにかかる交通費・食費等の負担はありません。

　（アドバイザーの支援回数に応じた謝金を、市が支払います。）
　ただし、必要な物品・道具の購入等は施設の負担となります。

　なお、アドバイザーの派遣は、1日の派遣時間を概ね9時から17時までの間とし、1回の申請につき5日を限度とします。

ご依頼の流れ

1．支援希望内容について、障害者総合支援センターへお電話等でご相談ください。

2．施設へお伺いさせていただき、詳しく状況をお伺いします。

3．施設からの支援希望に応じて、当センターで各分野のアドバイザーを人選し、施設とのマッチングを図ります。

4．ご相談を頂いてから、平均2週間～1か月ほどで支援開始となります。
※ご利用にあたっては、申請書等の提出が必要となります。ご利用の際に詳しくご説明させていただきます。

【連絡先】

電話番号：048-859-7255

ファックス：048-852-3272

Ｅメール：syogaisha-sogo-sien#city.saitama.lg.jp

　※送信の際は「#」を「@」に変えてください。

よくある質問

Q1．何をするかは全く決まっていませんが、自主製品を作ろうと思います。現時点で相談できますか？
A1．可能です。まずは状況をお伺いしますので、お電話等でご相談ください。

Q2．自主製品ではなく、軽作業の効率向上について支援をお願いしたいのですが。
A2．内容により可能です。まずはお電話等でご相談ください。

Q3．派遣対象施設に該当する施設でも、支援をしてもらえない場合はありますか？

A3．ご相談内容と、指導可能な技術が一致しない場合、支援を行えないことがあります。また、予算の都合などにより、ご希望の時期に支援を行えない場合がありますので、ご了承ください。

Q4．事業所の経営について相談できますか？
A4．当事業は「自主製品の開発及び改良、販売の促進、受注作業の能率向上に関する支援」となりますので、承ることができません。ただし、当センターに、相談先についてのご相談を頂くことは可能です。

Q5．アドバイザーから、軽作業の紹介や、企業に対する営業活動をしてもらえますか？
A5．当事業で行うのは「助言や指導」のみとなりますので、承ることができません。ただし、当センターにおいて、以下の事業を行っております。

　・企業と市内の障害者施設をつなぐ取り組み
　・授産施設への下請け作業の調整