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更新日付:2023年11月9日 / ページ番号:C084017

住まいの衛生害虫について

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住居内で見られる虫は、外から入りこんでくる場合と住居内に発生要因がある場合があります。
住居内に発生要因がある場合は、それに応じた対処をしていくことが必要となります。

こんな場所で発生します

代表的な発生要因となる場所としては、以下のような箇所があげられます。

発生箇所

こんな虫が発生します

それぞれの場所で発生しやすい衛生害虫等の例をあげました。詳しくはそれぞれの名称のリンク先をご参照ください。

木製品・・・シンクイムシ 

本・・・シミ

寝具周辺・・・トコジラミ 

衣類・クローゼット・・・カツオブシムシ

植木鉢・・・キノコバエなどの小型のハエ

台所
・水回り・・・チョウバエ

・食品・・・コクゾウムシシバンムシメイガコクヌストモドキチャタテムシ

床・畳・・・シバンムシチャタテムシ

床下・・・シロアリ(参考:羽アリの見分け方→ 羽アリの見分け方

屋根裏・・・ネズミ

ダニ(屋内性)について

住まいのどこにでもいる衛生害虫として、ダニがあげられます。屋内にいるダニは0.3ミリメートル程度と大変小さく、通常は肉眼では見えません。屋内性のダニは家のどこにでも存在しており、大半のダニは人に影響を与えることはありません。屋内のダニをゼロにすることも現実的ではありません。「ダニがいる」ことに神経質になりすぎないことも必要です。
屋内性のダニ対策としては、室内の清掃と適切な換気(湿度を下げるため)が基本となります。

皮膚にかゆみや腫れが生じた場合、その原因はダニなどによる虫刺され以外にも様々な疾患が原因となっていることがあります。ダニによる虫刺症かどうか、別の疾患による鑑別のためにも、専門医に相談してから薬剤等の使用を検討されるとよいでしょう。

人を刺すダニ

屋内にいるダニで人を刺すダニは、イエダニとツメダニの2種類です。
イエダニは通常ネズミの体表や巣に寄生しているので、ネズミがいなければイエダニもいないと考えてよいでしょう。
ツメダニはチリダニやコナダニ、小型昆虫を捕食しているダニですが、数が増えた時に偶発的に人を刺して、数日後にかゆみが出ることがあります。吸血はしません。

チリダニ・コナダニ

屋内にいるダニのほとんどはチリダニです。チリダニは吸血をせず、ヒトを刺すこともないダニですが、その虫体やフンが喘息やアレルギーの原因物質となることが知られています。チリダニと同じ屋内塵性ダニ類としてコナダニがあげられます。コナダニはカビなどの有機物をエサとしていますが、開封後常温保存していたお好み焼き粉などの食品で繁殖することがあります。コナダニも吸血せず、刺すこともないダニですが、コナダニが大量発生した食品を食べた場合に、アレルギー症状が出ることがあります。
チリダニやコナダニは人を刺すことはありませんが、チリダニやコナダニが増えると、これらをエサにするツメダニが増えてしまうことがあります。

チリダニ

ヒョウヒダニ

コナダニ ツメダニ イエダニ
発生時期

ほぼ1年中見られる。

(屋内塵性ダニ類)

梅雨時期や秋口に増える。

(屋内塵性ダニ類)

梅雨時期や秋口に増える。

6~9月に一番多くなる。

特徴

じゅうたん、布団、ソファなどにいる。

0.3mm程度と大変小さく、肉眼ではほぼ見えない。

保存食品や畳にいる。

0.3mm程度と大変小さく、肉眼ではほぼ見えないが、大量発生した場合、動く粉のように見えることがある。

じゅうたんや畳にいる。

0.3~1mm程度で、通常は肉眼で見えることはない。

ネズミや鳥に寄生する吸血性のダニ。

体長は1ミリメートル程度。

宿主の動物が死んだり、大量発生したりすると、人間からも吸血する。

人への

影響

人は刺さない。

虫体やフンが、アレルギーの原因物質となる。

人は刺さない。

コナダニの増えた食品を食べると、アレルギーによるショック症状を起こすことがある。

数が増えると間違って人を刺すことがある。

布団や畳などに接した部分を刺されることが多い(遅延型アレルギー反応のため、刺された直後は症状が出ません)。

人を刺す(吸血する)。

腹や脇、太ももの内側などを刺されることが多い。

主な対策

・掃除

・乾燥(風通しをよくする)

・掃除

・乾燥(風通しをよくする)

・開封した粉製品は冷蔵庫に入れる。

・掃除

・乾燥(風通しをよくする)

・布団などの天日干し

・ねずみ対策

・薬剤

駆除等について

一般的な衛生害虫であれば、市販の家庭用殺虫剤を使用することで見えている虫に対処することは可能です。ただし、住居内に発生の原因がある場合は、原因自体を取り除くことが根本的な解決には不可欠です。
また、シロアリやトコジラミのように、一般の方では対処が難しいものもあります。その場合は業者等に依頼することをご検討ください。

保健所では、市民の方の住居内でお困りの虫について、窓口にお持ちいただければ可能な範囲で同定し、その虫に合わせた対策をアドバイスしています。
お持ちいただく際は、事前にお電話でご相談の上、できるだけ虫体を破損しないように、密閉容器や袋に入れてお持ちください。
なお、本来屋外に生息している虫や、特に害のない虫については、原則として対応しておりませんのでご了承ください。

ゴケグモ類やヒアリと思われる虫を見つけた場合は、環境総務課(048-829-1325 )までご相談ください。

なお、保健所では衛生害虫等についての防除作業や駆除は行っていません。専門業者をお探しの場合は、一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会の電話相談窓口をご案内しています。

一般社団法人 埼玉県ペストコントロール協会(電話番号:048-854-2890)

調査費用や防除・駆除費用はご自身の負担となりますので、十分な相談・検討の上で、納得できる業者を選定してください。

関連リンク

この記事についてのお問い合わせ

保健衛生局/保健所/環境薬事課 環境衛生係
電話番号:048-840-2227 ファックス:048-840-2232

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