目的・取組み概要
・公共交通サービス水準の維持・向上を目指し、市内でバス本数が多い路線で、大型バスの自動運転レベル4の実装を目指します。
・令和7年度では、市内で初めて大型バスによる実証実験を自動運転レベル2で実施し、実装に向けた「経営面」、「技術面」、「社会受容性面」の課題を整理します。
自動運転バスの運行中止について
北浦和駅西口から埼玉大学間で試乗運行を実施している、自動運転バスについて、法定点検が適切に実施されていない事実を確認したため、実証実験を直ちに中止しました。
既にご乗車いただいた方や試乗を予定していた方に、ご心配ご迷惑をおかけし、申し訳ありません。
今後は、再発防止に向けた具体的な取組を速やかに進めてまいります 。(詳しくは
こちら)
■その後の対応及び法定点検の実施結果
11月17日(月曜日)に車両保管場所から積載車にて自動運転バスをいすゞ自動車整備工場(藤沢市)へ移送し、11月18日(火曜日)に法定点検を実施した結果、「異常なし」が確認されました。
試乗予約方法
令和7年11月4日(火曜日)から13日(木曜日)(土日除く)で一般試乗を募集していましたが、
車両トラブルにより、令和7年11月12日(水曜日)午後から13日(木曜日)は運休となりました。
■予約にあたっての注意事項
・自動運転バスの試乗は事前予約制・先着順です。(前日17時までの受付)
・1回あたり片道のみの予約となります。往復での利用をご希望の場合は、別途お帰りの便の予約をお願いいたします。
・予約フォームに入力・送信いただくと、入力いただいたメールアドレス宛に予約確定メールが届きますので、当該メールをもって予約完了となります。
・乗車場所は「北浦和駅西口」と「埼玉大学」の2箇所のみとなります。(下図参照)
・安全のため、小学生は保護者同伴となります。(乳幼児のご乗車はご遠慮ください)
■乗車にあたっての注意事項
・出発時刻の10分前にバス停(予約確定メールにURLを記載)にお越しください。出発時刻に遅れた場合はご乗車いただけません。
・走行中は、車外に手や身体を出すなどの危険行為、運行の妨げになるような行為を行わないでください。
・安全のため急ブレーキがかかる可能性がございます。
・試乗後にはアンケートへのご回答をお願いしておりますのであらかじめご了承ください
・乗車にあたって特別な配慮が必要な場合は、あらかじめ問合せ先(080-5481-7977)までご相談ください。
■乗車場所案内図
(北浦和駅西口) (埼玉大学)
■実証実験に関する案内チラシ
実証実験概要
■実施期間
準備運行:令和7年9月29日(月曜日)から10月24日(金曜日)※土日祝除く
関係者試乗:令和7年10月27日(月曜日)から10月31日(金曜日)
一般試乗:令和7年11月4日(火曜日)から11月13日(木曜日)※土日除く
■実証実験ルート
運行区間:北浦03系統(北浦和駅周辺~埼玉大学)
走行距離:約3.7km(片道)
乗降場所:北浦和駅西口(乗降可)、南与野駅北入口(降車のみ)、埼玉大学(乗降可)
■自動運転レベル
自動運転レベル2
自動運転バスの操作を習得した運転士が乗務し、常時ハンドル・ブレーキ操作可能な態勢を取り、状況に応じて手動運転に切り替えて走行します
■主な事業実施体制
以下の団体・企業に加え、関連省庁、県警、埼玉県にご協力頂きながら、実証実験を進めていきます。
| 団地・企業名 |
主な役割 |
さいたま市【代表団体】
(委託先:(株)オリエンタルコンサルタンツ) |
事業統括、課題検証、成果計測等 |
| 国立大学法人埼玉大学 |
実証に係る技術的助言 |
| 国際興業(株) |
運行主体 |
| 西武バス(株) |
運行主体 |
| A-Drive(株) |
車両調達、リスクアセスメント |
| アイサンテクノロジー(株) |
高精度3次元地図作成、実証実験運行支援 |
| (株)ティアフォー |
自動運転システム提供 |
| いすゞ自動車(株) |
実証実験車両提供 |
使用車両
車両名:いすゞ自動車株式会社製大型バス「エルガ」(自動運転仕様)
車体サイズ:全長11,130×全幅2,485×全高3,130mm
定員:29人(自動運転時・着座の場合)(実証実験中の定員は23人)
最高速度:40km/h(自動運転走行時)
■車載装備
(各装置の役割)
| 名称(設置数) |
役 割 |
| LiDAR(8個) |
光検出・測距の略称で、赤外線レーザーの反射光により対象物までの距離や形を計測
自己位置推定や障害物検知などを行う |
| ミリ波レーダー(2個) |
ミリ波で対象物との距離を計測
遠方から接近する車両の検知などを行う |
| カメラ(7個) |
高画質なカメラにより明暗差の大きな環境での撮影が可能
信号機の灯色や標識の把握、遠隔監視などを行う |
| 雨滴センサー(1個) |
フロントガラスに付着した雨滴を検知
雨や霧などの悪天候下においてワイパーの動作制御や他のセンサーとの連携によるシステムの補助などを行う |
| GNSSアンテナ(1個) |
衛星測位システムの略称で、衛星からの信号を受信して高精度で自己位置を計測
3次元地図上で走行軌跡の把握などを行う |
| IMU(1個) |
慣性計測装置の略称で、加速度センサーと角速度センサーにより車両の姿勢や向きの変化を計測
GPSの測位が困難なトンネル内などにおいて、他のセンサーとの連携により自己位置の把握などを行う |
(自動運転システム・車載カメラの画像イメージ)
出発式
令和7年10月27日(月曜日)に埼玉大学で試乗開始を記念した出発式を開催しました。
本実証実験の主な取組み団体・企業(写真左より紹介)
・西武バス株式会社 代表取締役社長 塚田 正敏 様
・国際興業株式会社 代表取締役社長 兼 執行役員社長 黒滝 寛 様
・さいたま市議会 議長 伊藤 仕 様
・さいたま市 市長 清水 勇人
・国立大学法人埼玉大学 学長 坂井 貴文 様
・A-Drive株式会社 代表取締役社長 岡部 定勝 様
・アイサンテクノロジー株式会社 取締役 佐藤 直人 様
実証実験の実施結果
実証実験の実施後に後日HP上にお知らせします。