自動運転サービスの導入背景
市内の高齢化率は2045年に3割を超える予測となっており、公共交通サービスの重要性が今後更に高まっていきます。
また、2024年問題や働き方改革等の影響でバス運転手の確保も困難となっており、
市内の一部バス路線において廃止や減便が行われていることから、運転手不足への対応が急務となっています。
目的
運転手不足への対応を図り、公共交通サービスの維持・向上を目指すために、自動運転バスの導入を目指します。
まずは、市内でもバス本数が多い路線において、大型バスの自動運転レベル4の実装を目指し、
「経営面」、「技術面」、「社会受容性面」の視点から課題を明らかにすることで、最終的には市内全域の導入を目指して取組みを行っていきます。
自動運転レベル4とは
ドライバーなしで走行する状態で、場所や天候、速度などの特定条件のもと、自動運転システムが主体となって車を操縦し制御を行います。
自動運転レベル4の車では、運転に必要なドライバーの能力(認知、予測・判断、操作)を自動運転システムが替わって行います。
バス運転手がいない状態でも車両を運行することができるため、運転手不足への対応が可能となります。
出典:国土交通省講演資料より
各年度における取組み状況
さいたま市レベル4モビリティ・地域コミッティ
■レベル4モビリティ・地域コミッティとは
地域コミッティは、地方公共団体・関係行政機関・事業者による綿密な連携体制を構築することで、地域の受容性醸成を図りつつ、
手続きの透明性・公平性を確保し、各地のレベル4自動運転サービスの実現を加速するための会議体です。
本市においても「さいたま市レベル4モビリティ・地域コミッティ」を設置し、関係機関の皆様と自動運転レベル4の実装を目指し、
取組みの課題や対策等について情報共有や議論を進めています。
■さいたま市レベル4モビリティ・地域コミッティ開催状況
令和7年度 キックオフ会議
開 催 日 :令和7年8月1日(金)
開催方法:現地(大宮区役所2階 201・202会議室)・Web
資 料:
補助金等の活用について
自動運転技術を活用した持続可能な移動サービスの構築を目的とした、国土交通省「地域公共交通確保維持改善事業補助金(自動運転社会実装推進事業)」に応募し、
この度採択決定を受けました。