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更新日付:2022年12月14日 / ページ番号:C062653

景観重要建造物及び景観重要樹木の指定(令和4年12月1日新規指定)

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New 景観重要樹木を指定しました

令和4年12月1日に第5号「大砂土東小学校のマツ(2本)」を景観重要樹木に指定しました。

景観重要樹木第5号(1)

景観重要樹木第5号(2)

景観重要建造物及び景観重要樹木とは

景観重要建造物及び景観重要樹木の指定制度は、景観法第19条及び第28条に基づき、地域の景観上重要な建造物(建築物及び工作物)又は樹木について、市長が指定し、地域の個性ある景観づくりの核として、その維持、保全及び継承を図るものです。

指定を受けた建造物及び樹木には、所有者等の管理義務が生じるほか、建築物の増築や改築などの外観の変更や、樹木の伐採や移植の際には、市長の許可が必要となります。 

景観重要建造物及び景観重要樹木の指定の方針

さいたま市景観計画では、景観重要建造物及び景観重要樹木の指定の方針を定めています。

1.景観重要建造物の指定の方針

道路その他の公共の場所から誰もが容易に望見することができ、以下のいずれかに該当する建造物のうち、良好な景観の形成に重要と認められるものを所有者と協議し、景観重要建造物として指定します。

一 歴史的な建造物
二 歴史的な様式や技法を有する建造物
三 地域における生活や生業から形成された地域固有の建造物
四 地域のシンボルとして市民に親しまれている建造物
五 景観形成に先導的な特徴のある建造物

2.景観重要樹木の指定の方針

道路その他の公共の場所から誰もが容易に望見することができ、以下のいずれかに該当する樹木のうち、良好な景観の形成に重要と認められるものを所有者と協議し、景観重要樹木として指定します。

一 歴史的・文化的意義のある樹木
二 特徴的な樹容の樹木
三 地域のシンボルとして市民に親しまれている樹木

景観重要建造物の指定状況

  • 旧坂東家住宅見沼くらしっく館

景観重要建造物第1号

指定番号 第1号
指定年月日 平成22年12月17日
所在地 さいたま市見沼区大字片柳1266番地2

加田屋新田を開発した坂東家の旧宅をほぼ同位置に復原したもので、木造平屋、寄棟造り茅葺の建物です。床面積87坪(約286平方メートル)で安政4年(1857年)に建築されたものです。現在は、かつての農家の環境を再現した市の野外博物館(入場無料)となっています。生きている民家をテーマに季節の行事やそれにちなんだ展示、体験教室などを開催しています。
このように、地域における生活や生業から形成された歴史的な様式を有し、地域のシンボルとして市民に親しまれている建造物であり、将来にわたり愛着を持たれる貴重な景観資源です。
なお、本施設は埼玉県の彩の国景観賞における『奨励賞』及び大宮市景観賞における『景観賞』を1996年(平成8年)に受賞しています。
また、市有形文化財にも指定されています。

  • 地域中核施設プラザウエスト・記念総合体育館

景観重要建造物第2号(1)
地域中核施設プラザウエスト
景観重要建造物第2号(2)
記念総合体育館

指定番号 第2号
指定年月日 平成22年12月17日
所在地 さいたま市桜区道場四丁目3番1号

地域中核施設プラザウエストは、行政棟、ホール棟、アトリウム棟の3つからなる複合的な大規模公共施設です。様々な文化活動、生涯学習活動、地域住民の交流の場、憩いの場として、地域の多様な人々が訪れる地域の拠点となっています。桜区の区名にちなみ敷地の各所には11種類の桜の樹が多く植えられ、春には桜の花が建物を彩ります。
歩廊でつながりプラザウエストと一体的な景観を形成している記念総合体育館は、広大な壁面をスケールダウンするためメインアリーナ棟やサブアリーナ棟に分節されたブロックで構成されています。ブロック毎に架けた屋根は、遠望する秩父の連山を映しており、各ブロック構成は、田園風景にたたずむ集落をイメージした外観となっています。これらの建造物がつくる景観は、この地域を示す建造物の一つであり、地域の拠点として愛着をもたれるものです。
なお、記念総合体育館においては、さいたま市景観表彰における『景観賞』を2003年(平成15年)に受賞しています。

  • 大宮盆栽美術館

景観重要建造物第3号

指定番号 第3号
指定年月日 平成27年3月26日
所在地 さいたま市北区土呂町二丁目24番地3

大宮盆栽美術館は、近接する大宮盆栽村を代表する施設で、盆栽や盆栽に関する資料を系統的に収集・公開しており、国内外を問わず多くの方に親しまれています。また、特別展や企画展などの多彩な展覧会、盆栽ワークショップや子供向けワークショップなどの普及イベントも多数開催されている、世界で初めての公立の盆栽美術館です。
本施設は、高橋設計株式会社により設計され平成22年に竣工しました。鉄筋コンクリート造2階建て、延床面積約1,497平方メートルで本館棟、企画展示室、トイレ、東屋、駐輪場の建築物で構成されています。水平を強調した深い軒が印象的な、和風建築をデザインの基調とした外観は、盆栽が映える黄土色のけいそう土の外壁に囲まれ、建築物の高さを抑え屋根に曲線を設けるなど、やわらかみをもたせた工夫がされています。トイレ棟や門や塀などにおいても本館棟と同様な和風のデザインを採用するなどの周辺景観に配慮した先導的特徴を持った建築物となっています。
なお、本施設は、さいたま市景観表彰における『景観賞』を2010年(平成22年)に受賞しています。

  • 盆栽四季の家

景観重要建造物第4号

指定番号 第4号
指定年月日 平成27年3月26日
所在地 さいたま市北区盆栽町267番地1

盆栽四季の家が位置する盆栽村は、関東大震災で被災した盆栽業者がこの地に移住し、1925年(大正14年)に大宮盆栽村として誕生しました。以来、先人たちの努力により大宮盆栽村の落ち着きある景観が維持されています。
盆栽四季の家は、近接する盆栽園の見学などの際に立ち寄れる休憩所として、また、茶道、華道、会合などの活動ができるコミュニティ施設として年間約3万2千人の方が利用される文化的な施設となっています。
本施設は、氷川神社の宮司であった東角井光臣家を「四季の家」として昭和59年に移築・復元をしました。建築面積約223平方メートルの母屋、トイレ棟、管理棟から構成される平屋建ての木造建築物です。外観は、母屋や門、塀も含めて和風を基調としたデザイン、材料及び色彩を採用しており、敷地内には四季折々の植栽が多く、緑あふれる盆栽村の景観に調和した建築物となっています。地域にふさわしく、都市景観形成の一翼を担う施設であり、今後も盆栽文化の継承への寄与が期待できる施設です。
なお、本施設は、埼玉県の彩の国景観賞における『景観賞』を1989年(平成元年)に受賞しています。

  • 氷川の杜文化館

景観重要建造物第5号

指定番号 第5号
指定年月日 平成27年3月26日
所在地 さいたま市大宮区高鼻町二丁目262番地1

氷川の杜文化館は、氷川参道に面した閑静な場所に位置しており、伝統文化の普及と伝承を主な目的として建築されました。能楽・日本舞踊などの本格的な練習場として貸出しを行い、年間約9万人の方が利用しています。
株式会社アライ設計の設計により、鉄筋コンクリート造2階建て、建築面積約740平方メートルの施設として、平成9年に竣工しました。外観は、和風を基調としたデザイン、材料及び色彩を採用し、自然の竹林を巧みに活かした和風建築物であり、塀には、開口部を設け竹格子を配し、圧迫感が感じられないような配慮がされ、近隣の風情を壊すことなく文化の香り高い空間を創出しています。地域景観と調和した建築物となっており、良好な景観形成に寄与する建築物となっています。
なお、本施設は、埼玉県の彩の国景観賞における『景観賞』及び大宮市景観賞における『景観賞』を1998年(平成10年)に受賞しています。

  • 地域中核施設プラザノース

景観重要建造物第6号

指定番号 第6号
指定年月日 平成28年3月31日
所在地 さいたま市北区宮原町一丁目852番地1

地域中核施設プラザノースは、さいたま市景観計画において重点的かつ積極的に都市景観の形成を図ることとしている宮原景観形成特定地区内に位置し、生涯学習および芸術創造活動を支援し豊かな市民生活を創造するための文化施設として、地域内外の多くの方に親しまれている施設です。
外観は、ガラス張りの湾曲した外観が印象的となっており、市民広場から市民を施設に迎え入れるような構造となっています。また、ガラスを多く採用することで、沿道から建物内部の活動が見えるようになっており、施設に開放的な表情を与え、まちなみに賑わいをもたらしています。外壁については、単調な印象の壁面とならないよう分節化をしており、住民に圧迫感を与えないように配慮されています。
また、本施設は、区役所、図書館、ホール、アトリエなどの各機能がアトリウムを介してつながっており、機能的な独立性を確保しつつ、相互が関係しあうように計画されており、外観及び機能の面からも、周辺市街地の都市景観の形成に対し先導的な役割を果たしています。
なお、本施設が位置する宮原景観形成特定地区に関して、彩の国さいたま景観賞2004(埼玉県)、第5回さいたま市景観賞(さいたま市)、平成17年度都市景観大賞特別賞(財団法人都市づくりパブリックデザインセンター)、平成17年度まちづくり功労者国土交通大臣賞(国土交通省)を受賞しています。

  • 大宮区役所・大宮図書館

景観重要建造物第7号

指定番号 第7号
指定年月日 令和元年11月26日
所在地 さいたま市大宮区吉敷町一丁目124番地1

本建造物は、本市が重点的に取り組む景観拠点である「都心景観拠点」及び「歴史文化景観拠点」に位置しており、景観に配慮して設計された建造物です。大宮区役所旧庁舎については、耐震化調査等の結果、新築建て替えを行うこととなり、老朽化等の課題があった大宮図書館と併せて移転・再整備することとなりました。景観配慮事項としては、大宮に紡がれる製糸の歴史を継承し、絹糸を纏った織枠のような外観(「絹糸スクリーン」)としており、糸で包まれたような外観は人々を自然に迎え入れ、周辺環境をやわらかに取り込んでいます。さらに、氷川参道の並木との連続性に配慮した「けやきテラス」及び「としょかんテラス」により、氷川参道の緑を最大限に取り込んでいます。また、大宮区役所新庁舎の整備に当たり、市民ワークショップを4回行っており、市民からの景観への配慮に関する意見を取り入れた上で設計されています。これらのことから、本建造物は地域の特徴となる景観を有し、景観重要建造物にふさわしい建造物と評価します。

  • 岩槻本丸公民館・岩槻温水プール

景観重要建造物第8号
岩槻本丸公民館
景観重要建造物第8号
岩槻温水プール

指定番号 第8号
指定年月日 令和元年11月26日
所在地

さいたま市岩槻区本丸三丁目17番1号

さいたま市岩槻区本丸三丁目17番2号

本建造物は、岩槻城の三ノ丸跡地に位置する公民館・プールであり、地域の方に広く利用されている施設になります。岩槻本丸公民館は平成元年に、岩槻温水プールは平成2年に開館しました。城下町岩槻にふさわしい日本瓦と白壁を基調とした「城」をイメージしたデザインとなっており、特に、流れるような屋根瓦の波の構成が特徴的で、周囲の景観に落ち着きを与えております。また、岩槻まちづくりマスタープランのエリア内に位置しており、岩槻の歴史的・文化的な地域資源を活かしたまちづくりに資するものであり、良好な景観形成の核となる建築物であると考えます。なお、岩槻本丸公民館は、平成3年度に「岩槻市立中央公民館」という名称で「彩の国景観賞」を受賞しています。

  • 岩槻人形博物館

景観重要建造物第9号

指定番号 第9号
指定年月日 令和2年12月1日
所在地

さいたま市岩槻区本町六丁目1番1号

本建造物は、日本有数の人形産地であるさいたま市岩槻区に、日本初の人形専門公立博物館として開館し、周辺には歴史的・文化的な地域資源も多く点在しています。また、岩槻の伝統工芸である「人形文化の保存・継承拠点」及び「市民の学習・交流拠点」として、さらに将来にわたり地域のシンボルとして市民に親しまれていくことが期待される建造物です。
博物館の敷地は、江戸時代に将軍が日光東照宮へ向かう際に使った「日光御成道」と昔の武家屋敷が建ち並んでいた通りである「裏小路」に面しており、これらをつなぐ役割を担えるような外構計画となっています。
また、建物の外観は、歴史風土を反映したデザインであり、軒裏の天然木を使用した天井ルーバーや石畳の回廊といった自然環境と調和したデザイン、夜間になると暖かみのあるやわらかな光で包まれたやさしい街灯りを感じさせるデザインなど、地域の特徴となる景観を有し、かつ景観にも配慮した建造物となっています。

  • 浦和博物館

景観重要建造物第10号

指定番号 第10号
指定年月日 令和4年2月10日
所在地 さいたま市緑区大字三室2458番地

本建造物は、浦和地域の人々の生活を示す資料を、テーマ別に展示している博物館です。緑区三室に位置し、地域住民や学生を中心に広く利用されています。
明治時代初期に設立された埼玉県師範学校の校舎(通称:鳳翔閣)の前面中央部のデザインを忠実に復元した建造物で、バルコニーの柱にあるアカンサスの葉をかたどった装飾等、明治初期の日本における洋風建築のデザインを現在に残しています。建築に際しては、当時の写真や証言をもとに、細部においてまで可能な限り再現されています。
また、遮光用の内壁を白色にするなど、伝統的な外観を損なわないような配慮もなされています。
浦和のまちにおいて、文教都市としての教育文化・サッカーのまちの文化は今後も継承していくべき核となる要素とされており、本建造物のモデルである鳳翔閣は、浦和の教育文化・サッカー文化の礎を築いた施設であるため、景観重要建造物にふさわしい建造物と評価します。

景観重要樹木の指定状況

  • 岩槻小学校のイチョウ

景観重要樹木第1号

指定番号 第1号
指定年月日 平成22年12月17日
所在地 さいたま市岩槻区本町五丁目2526番2

岩槻小学校の校庭の中央にあるイチョウは、高さ約27メートル、幹まわり約5メートル(平成19年3月30日 市天然記念物指定時)あり、主幹部は4本に分かれて伸び、樹幹部が大きく広がった形をしています。かつては旧校舎の正面玄関の脇にあり、卒業写真など学校の記念写真の撮影場所として利用され、岩槻小学校の歴史とともに成長してきました。このように古くから学校のシンボル的な存在であることはもちろんのこと、地域における景観のシンボルにもなっています。

  • JR西大宮駅北口駅前広場のシンボルツリー ツガ

  • JR西大宮駅北口駅前広場のシンボルツリー ケヤキ

景観重要樹木第2号
ツガ(指定番号第2号)
景観重要樹木第3号
ケヤキ(指定番号第3号)

指定番号 第2号・第3号
指定年月日 平成22年12月17日
所在地 さいたま市西区西大宮一丁目105番

さいたま市西区区民会議により、平成21年3月14日のJR西大宮駅開設にあわせて、地域の風景を継承し近隣の屋敷林に多く見られる「ケヤキ」と年間を通じて緑を感じることができる「ツガ」の樹を、駅前のシンボルツリーとして選定し、植樹されました。その際、この樹に「この樹が次の世代まで駅前のランドマークとなり、西区らしさを伝えることができることをここに願います。」と地域の人たちの思いが託されました。

  • JR土呂駅東口駅前広場のアカマツ(3本)

指定番号 第4号
指定年月日 平成31年3月27日
所在地 さいたま市北区土呂町二丁目11番1

JR土呂駅東口駅前広場のアカマツは平成5年に植樹されて以降、地域住民と共に、守り、育てられてきました。現在の形は、平成28年に、翌年に本市で開催される「第8回世界盆栽大会inさいたま」にあわせて再整備されたものです。再整備では、それまでの盆栽のイメージを継承しつつ、繁茂した樹木を間引きしたほか、景石などを入れて空間を確保したことで、盆栽が持つ「和」の雰囲気が表現されており、本市が誇る盆栽文化を象徴するものとして、大宮盆栽村や大宮盆栽美術館へ向かう人々を出迎えています。

  • 大砂土東小学校のマツ(2本)

    景観重要樹木第5号(1)

    景観重要樹木第5号(2)

指定番号 第5号
指定年月日 令和4年12月1日
所在地 さいたま市見沼区大和田町二丁目998番地

大砂土東小学校は、昭和7年の開校の際に、松林であったところに校舎を建設し、当時の松林の景観を継承するため校庭に松を残しました。開校当時の松は枯死してしまいましたが、2代目、3代目と植え替えを行っており、本指定の樹木の1本目は2代目、2本目は3代目となっています。本指定の樹木は2本とも校庭にあり、2代目の樹木は指定時点で幹回り290cmの大きな松で、遠くからもよく見え地域のシンボルとなっています。3代目の樹木は令和3年度に植え替えを行ったため、樹容は大きくありませんが、地域の象徴的な景観を継承しております。当校は校章・校歌に松が使われており、在校生・卒業生・保護者にとって松は思い出のある樹木です。また、学校の南側にある「松の子の森自然緑地」と併せて松のある風景は地域に親しまれています。

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都市局/都市計画部/都市計画課 まちなみ・景観係
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