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更新日付:2025年4月22日 / ページ番号:C120517

さいたま市のネイチャーポジティブの実現に向けて

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ネイチャーポジティブとは

 生物多様性は年々失われており、このままでは持続可能な社会の実現が難しくなると指摘されており、地球温暖化問題と並んで喫緊の課題となっています。この生物多様性の損失を止め、回復させるためには経済、社会、政治、技術全てにおける横断的な社会変革が必要と考えられています。
 このため、2022年に行われた昆明・モントリオール生物多様性枠組みで、2030年までに 「ネイチャーポジティブ」を達成するという目標が提唱されました。
 ネイチャーポジティブとは、日本語訳で「自然再興」と充てられ、自然を回復軌道に乗せるため、 生物多様性の損失を止め、反転させることを意味します。さいたま市では、「人と自然が共生する緑豊かな美しい都市の創造」 を目指しており、ここでは、市で進めているネイチャーポジティブの取組を紹介し、実現のためにできることについて紹介します。

30by30目標への貢献に向けた取り組み

「30by30(サーティーバイサーティー)」とは2030年までに陸域と海域のそれぞれを30%を保全しようする世界目標で、環境省が達成に向けたロードマップを作成しています。

さいたま市では荒川・元荒川エリアと、見沼田圃エリアに豊かな自然を有していますが、この地域にある桜環境センター、大宮南部浄化センター(以上、さいたま市申請)、見沼田圃周辺斜面林(埼玉県申請)が、環境省で「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」として認定する「自然共生サイト」に認定されました。
本市では、これらを中心とした周辺地域全体の更なる生態系の質の向上や地域活性化を目指し、取り組んでいきます。

sakura nanjo trust

桜環境センター

大宮南部浄化センター 見沼田圃周辺斜面林

生物多様性地域戦略「さいたま水と生きものプラン」

「さいたま水と生きものプラン」は、さいたま市環境基本計画に記載された内容のうち、水環境及び生物多様性に係る施策を別冊として再編し、互いに密接な関係にある生物多様性の保全と健全な水循環の確保及び良好な水環境の保全に係る取組を一体的に推進するものです。
 現在、新たな国家戦略に合わせた形での中間見直し作業を行っており、令和8年4月に施行予定です。

さいたま市環境審議会

ネイチャーポジティブを実現するためにできること

生物多様性は、私たちの生活に様々な恵みをもたらしてくれます。例えば、イチゴができるにはミツバチが花と花を飛び回って受粉を助ける必要があるので、単にイチゴを守るだけでなくミツバチの生息できる環境を守ることも必要です。ネイチャーポジティブを実現するというと、テーマが大きすぎて私たちにできることはないと考えてしまいがちですが、身近でできることもたくさんあります。

・地元の食材を食べる(地産地消)
・環境にやさしい商品を選ぶ
・自然の美しさを写真などで伝える
・省エネに取り組む
・自然観察や自然体験の機会を増やす

これらの取り組みは、生物多様性はもちろん、地球温暖化や水循環を守ることにもつながります。
市民一人一人、企業ができることを実践して、さいたま市のネイチャーポジティブの実現に向けて取り組んでいきましょう。
 

この記事についてのお問い合わせ

環境局/環境共生部/環境対策課 水質土壌係
電話番号:048-829-1331 ファックス:048-829-1991

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