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更新日付:2025年8月1日 / ページ番号:C123330
令和7年4月に実施した「令和7年度全国学力・学習状況調査」のさいたま市の結果概要をお知らせします。
義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、学校における児童生徒への学習指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。さらに、そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
実施日 |
令和7年4月17日(木曜日) ※中学校理科(CBT形式)については、4月14日(月曜日)から18日(金曜日)の期間での分散実施 |
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集計対象 学校数・ 児童生徒数 |
小学校 104校 第6学年 10,970人 中学校 59校 第3学年 9,768人(中等教育学校前期課程第3学年含む) ※特別支援学校小学部及び中学部においては参加者はなし |
内 容 |
(1)児童生徒に対する調査 ア 教科に関する調査 小学校調査…国語、算数、理科 中学校調査…国語、数学、理科 ※以下1と2を一体的に問う問題が出題されている。 1.身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や、実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能等 2.知識・技能を実生活の様々な場面に活用する力や、様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力 等 イ 質問調査 学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面等に関する質問調査 (2)学校質問調査 指導方法に関する取組や人的・物的な教育条件の整備の状況等に関する質問調査 |
※【令和7年8月1日訂正】実施日の表記に誤りがあったため、訂正を行いました。(令和7年4月18日(木曜日)→令和7年4月17日(木曜日))
【資料1,2-1,2-2】教科に関する調査(中学校理科を除く)の全てにおいて、全国の平均正答率を2.7~5.7ポイント上回っている。調査開始の平成19年度以来、おおむね良好な状況が続いていると捉えている。なお、中学校理科においては、全国のIRTスコア(※1)より12ポイント上回っている。
※1 IRTスコアについては、資料1,2-2の注釈を参照
【資料3】小・中学校ともに、全ての領域や内容で全国の平均正答率を上回っている。特に、小学校理科、中学校数学では、いずれの領域においても、全国の平均正答率を3ポイント以上、上回っている。
【資料4-1,4-2】正答数分布グラフからは、教科に関する調査(中学校理科を除く)の全てにおいて、11問以上正答している児童生徒の割合が全国よりも高い。なお、中学校理科においては、IRTバンド(※2)の4と5に該当する児童生徒の割合が全国よりも高くなっている。箱ひげ図(※3)からは、全ての教科において全国の中央値と同等か、全国の中央値を上回っている。また、小学校国語、理科においては、全国よりもひげの長さが短いため、全体的にばらつきが小さい。
※2 IRTバンドについては、資料4-2の注釈を参照
※3 参考資料(箱ひげ図の見方)を参照
【資料5】「自尊意識」に係る質問項目である、「2.自分には、よいところがあると思う。」の項目において、小・中学校ともに肯定的な回答の割合が全国を小学校で7.1ポイント、中学校で7.9ポイント上回り、本市の児童生徒の自己肯定感の高さがうかがえる。「学校生活」や「学習時間等」、「学習状況」に分類される質問項目では、肯定的な回答の割合が引き続き高い傾向にある。例えば「5.困りごとや不安がある時に、先生や学校にいる大人にいつでも相談できる。」では、全国を小学校で13.1ポイント、中学校で12.9ポイント上回っている。
教育研究所
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