1 事件発生の探知
令和7年7月22日(火曜日)、市内医療機関から市保健所に「7月20日(日曜日)にさいたま市内の飲食店を利用した市民1名が、翌7月21日(月曜日・祝日)に腹痛を呈したため、診察したところ胃からアニサキスが摘出された」という旨の通報があり、調査を開始しました。
2 調査結果(発表日現在)
- 喫食者数:1グループ4名
- 患者数 :1名(男性:30代)
- 居住地 :さいたま市
- 喫食日時:令和7年7月20日(日曜日) 17時30分頃
- 発症日時:令和7年7月21日(月曜日・祝日) 4時頃
- 主な症状:腹痛 ※患者は回復に向かっています。
- 病因物質:アニサキス
- 原因食品:令和7年7月20日(日曜日)に当該飲食店が調理、提供した食事
(喫食メニュー)
握り寿司(ホタテ、アジ、ブリ等)
- 原因施設:飲食店(浦和区)
3 上記施設を原因施設と断定した理由
- 令和7年7月20日(日曜日)に当該施設で食事をした1グループ4名のうち1名が、令和7年7月21日(月曜日・祝日) 4時頃発症していることが確認されたこと
- 発症者1名のアニサキス食中毒潜伏期間における喫食状況を確認したところ、喫食した生鮮魚介類が当該施設で提供された調理品に限定されたこと
- 発症者1名からアニサキスが検出されたこと
- 潜伏時間、症状等の疫学的事項がアニサキスによる食中毒と一致したこと
- 患者を診察した医師から食中毒の届出が提出されたこと
4 行政処分の内容
さいたま市保健所は、食品衛生法に基づき、原因施設に対して以下の行政処分を行いました。
- 処分年月日 :令和7年7月23日(水曜日)
- 営業停止 :1日間(令和7年7月23日)
- 営業停止範囲:生食用鮮魚介類(冷凍品を除く)の調理、提供
(冷凍品とはマイナス20度以下で24時間以上の冷凍をしたものです)
5 指導内容
さいたま市保健所では、食中毒の再発防止を目的として、施設の清掃・消毒の指導、設備の改善指導、営業者及び従業員に対する衛生教育等を行います。
6 その他
さいたま市保健所では、引き続き市内の飲食店等に対し衛生管理の徹底を喚起していきます。
7 問い合わせ先
生活衛生課
課長:小島
担当:和田、中島、岡崎
電話:048-829-1300
内線:2930、2943、2944
関連ダウンロードファイル