（令和7年5月29日発表）さいたま市立学校における個人情報の漏えいについて

さいたま市立学校において、グループウェア内に保存した個人情報の漏えいが判明しました。当該生徒とその保護者の方々にご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げるとともに、今後このようなことがないように再発防止を徹底してまいります。なお、いずれの事案につきましても、個人情報の二次漏えい（拡散）等は確認されておりません。
※以下のいずれの事案も、同学校で発生したものです。

事案1

1 要旨

当該校の全生徒を対象にグループウェアを利用して実施したアンケート結果が、当該校全生徒に閲覧できる状態となっていたもの。

2 経緯

【令和7年4月24日（木曜日）】
アンケート担当教諭がグループウェア上にアンケートを作成（アンケート結果一覧表が全生徒から閲覧できる設定になっていた）
【令和7年4月25日（金曜日）】
8時40分 全生徒対象にアンケートを実施
9時00分 アンケートを実施中に生徒が結果一覧表を閲覧できることに気づき、アンケート担当教諭に報告したことで、当該データの漏えいが発覚
9時55分 事案の報告を受け、アンケート担当教諭がアンケート結果一覧表を閲覧できない状態に設定を変更
13時16分 ICT担当教諭が当該データへのアクセスログを確認したところ、報告した生徒1名のみが当該データにアクセスしていたことが判明

3 漏えいしたデータの内容

当該校で実施した「心と生活のアンケート」の結果（氏名、学年、学級、悩みや困りごと等の回答 547名分）

4 原因

グループウェアに関する知識や理解が不十分であり、アンケート結果一覧表の閲覧権限を正しく設定できなかったため。

5 対応状況

【令和7年4月25日（金曜日）】
全生徒及び保護者に当該事案の報告及び謝罪を行いました。
【令和7年4月26日（土曜日）】
保護者会で謝罪するとともに、当該事案の報告を行いました。

事案2

1 要旨

令和6年1月25日（木曜日）に実施した校内テストの成績一覧が、同テストを実施した学年の生徒から閲覧できる状況となっていたもの。

2 経緯

【令和6年1月25日（木曜日）】
担当教諭が校内テストを実施後、電子採点ソフトを利用し、当該テストの採点、集計を実施
電子採点ソフトの機能でグループウェア上に校内テストの成績一覧が当該学年生徒が閲覧できる状態で作成されていた。
【令和7年5月22日（木曜日）】
15時00分 当該学年の生徒がグループウェア内に成績一覧のファイルを見つけ、教諭に報告したことで発覚
15時32分 ICT担当教諭が、グループウェア内に作成されていた校内テストの成績一覧を削除
【令和7年5月22日（木曜日）から26日（月曜日）】
ICT担当教諭及びシステム運用業者の学校担当者が当該データへのアクセスログを確認したところ、成績一覧の存在に気付いた生徒以外に当該データにアクセスしていた生徒はいないことが判明

3 漏えいしたデータの内容

令和6年1月25日（木曜日）に実施した校内テストの結果（氏名、出席番号、点数、偏差値 156名分）

4 原因

電子採点ソフトに関する知識や理解が不十分であるにも関わらず、当該ソフトを利用して採点、集計を実施したため。

5 対応状況

【令和7年5月23日（金曜日）】
全生徒及び保護者に当該事案の概要報告及び謝罪を行いました。
【令和7年5月27日（火曜日）】
全生徒に、当該事案の詳細報告及び謝罪を行いました。
【令和7年5月28日（水曜日）】
保護者に改めて謝罪するとともに、当該事案の詳細を報告しました。

再発防止に向けての対応

・現在活用している情報セキュリティポリシーにもとづいた運用規定やマニュアルを再編するとともに、各学校のシステム運用及び校務の管理体制を徹底してまいります。
・グループウェアの機能を十分に理解するため、外部講師を招聘し、ICTに係る校内研修の充実を図ります。
・システム運用業者や教育委員会のICT担当所管課と連携し、システム運用の見直しを実施するとともに、管理職の監督のもと、ICT担当教諭を中心に個人情報の保存場所等を定期的に点検します。

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