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更新日付:2013年12月24日 / ページ番号:C017824

市長の部屋 さいたま市長 清水 勇人 絆をつなぐ

“絆”ミーティング(平成24年3月26日)

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今回の“絆”ミーティングは、手話研修を修了した職員を集め『手話研修を通して考えたこと』をテーマとして開催しました。
はじめに清水市長からは、「今年4月からノーマライゼーション条例が本格的に施行されます。障害のある人も無い人もともに生活していけるような環境づくりと意識付けを、私達は率先して進め、ノーマライゼーション条例に取り組んでいく必要があります。今回の手話研修の修了者の皆さんは、まさしくこのノーマライゼーション条例を進めていくための先導役となるものと期待しています。今回は、この手話研修を通して皆さんが考えたこと、感じたことを聞かせていただきたいと思っています」とのあいさつがありました。

職員に囲まれる市長

職員からの主な意見

  • 私が手話研修に参加した理由は、聴覚障害者の方々とお話がしたいと思ったからです。この研修で初めて手話を学びましたが、聴覚障害者の方の暮らしや悩みも知りました。「聴覚障害者の方は特別ではなく、周りの人が特別扱いしているだけだ」との手話通訳者の方の話がありましたが、聴覚障害者のことを知ることで、今後私達が聴覚障害者の方と会った時にも普段通り話すことができると思います。
  • 聴力を失っている方々は、コミュニケーションの手段が手話である、ということだけであって特別な人ではない。普通に仕事を持って、家庭を持っておられる方々であるということを今回の研修であらためて感じました。
  • 手話研修では、聴覚障害者の方が、現実にどのような不便を感じているのか、どんなことが不安なのか、ということも知ることができました。障害のある方がおられることは日々の生活の中では解っているのですが、実際にはどのようなことが困難なのか、理解していなかったことに気付きました。
  • 手話研修に参加して、単純に1つずつ単語を覚えていくことが新しい言語を習得しているようで楽しく学ぶことができました。手話では、わからない、習っていない単語も、研修で身振りや手振りや口の動きで伝えることができることを実際に経験してみて解りました。伝えたいという思いが強ければ強いほど相手も察してくれるということが解って、障害者の方であっても、障害のない方であっても、誰に対しても伝えるということを実践していきたいと思います。
  • 心のバリアフリーは、障害者との壁を取り除くという活動ですが、その活動の一環として手話が非常に役に立つと実感しました。市の窓口においても、他の職員も手話等によってコミュ二ケーションを図ることができるようになれば、もっと良い市役所になると思います。
  • 私は手話の本を購入して勉強しています。もっと手話ができるようになったら、手話に関するサークルやボランティアにも参加したいと思っています。今後も手話を続けて、少しでも聴覚障害者の方の支えになりたいと思います。
  • 救急の現場で聴覚障害者の方を搬送したり、あるいは搬送する方の関係者が聴覚障害者であったりするようなことがあります。救急車を呼ぶ方には重症の方もいれば、軽症の方もおられますが、その人達は何かしら不安を抱いているので救急車を呼んでいる、と手話研修を受けてから考えるようになりました。そのような時に、私の方から積極的に手話を使って、相手が抱いている不安を少しでも払うことができれば、手話研修を受けた価値があったと思います。
  • 今回の研修を通じて、聴覚障害のある方が経験してきたことや、耳から情報が得られないことで教育訓練や職業や家庭などあらゆる場面で困難や不便に感じていることがあることを知りました。聴覚障害は見た目には分かりづらいので、私達が無意識に傷つけてしまっていたり、正しく理解しないために自分達の価値観で相手を見てしまったりしたことがあったのだろうと思いました。
  • 手話は手の動きやその形で自分の気持ちを伝えたり、会話ができたりして非常に面白いと思いました。また、手話だけではなく、今まで知らなかった聴覚障害者の方が置かれた状況、生活環境などについても学ぶことができ、自分自身が意識付けられたり、聴覚障害者の方々のことを考えながら生活するようになったことが非常に良かったと思います。聞こえない人は、コミュニケーションをなかなか取れないような状態で生きているという現状があるということがすごく印象的で、研修で学んだことや自分で感じたことを、いろいろな人に話したり、知ってもらったり、意識する機会にしたいと思います。
  • 職員全体で手話を学べば、少しでもコミュニケーションを取れる環境が整備でき、それが、保護者が安心して子育てをしていくことへの支援に繋がっていくと思うので、今後とも努力したいと思います。
  • 例えたどたどしい手話であっても障害者の方は汲み取ってくれますし、伝えようとする気持ちが大切だと感じました。各課でも窓口に来られる方は多く、職員一人ひとりが手話で「少々お待ちください」と手話ができれば、あるいは筆談で「ちょっと待ってください」というように、少しでもコミュニケーションを取るようにすることが第一歩になると思いました。
  • 障害のある方々はそれぞれの生活や考え方があるので、一人ひとりの相手の立場に立って考えていくことが大切と感じました。今回の研修で学んだことを発揮して頑張っていきたいと思います。
  • 研修の中の手話通訳問題研究会の方の講演の中で、講師の言葉の中に「聴覚障害者の方は、すごくたくましく生きている」という言葉があり、区役所の窓口で触れ合う機会がある方は、皆明るくて、自分の生き方に誇りさえ持っているように見える人がかなり多いと思いました。
  • 聴覚障害があって手話を必要とする人が、普段の生活の中で手話で話をできる場所は限られていると思います。手話通訳の方のお話では、区役所に来られる聴覚障害の方は、申請や手続きのために来られるのは当然として、その他にいろいろな日常のことを話していかれるお年寄りは非常に多いそうです。手続き以外の話を聞いていくことで、その人が抱える問題の背景だとか、環境などを理解できると思いました。ただ、窓口で相談に来られる聴覚障害者の方は一部だけで、自分に聴覚障害があることに引け目を感じたり、周りの人とうまく交流できずにいたり、周りの人と最低限の関係しか築けていない人がいるかも知れないと思います。手話で話せる場所が多くないからこそ、少しでも手話を解ってもらえる人間が区役所にはいるという安心感を与えられことが、手話を勉強した私自身の区役所での仕事の1つになると考えています

最後に市長から、「これからはまさに皆さんの時代になりますので、今日お伺いしたような想いを持ってやっていただければ、立派なさいたま市を実現できると思います。それを忘れずに仕事をしてほしいと思います」との話がありました。

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