“絆”現場訪問（9月15日　株式会社東京チタニウム）

岩槻区にある株式会社東京チタニウムを訪問しました。

同社は、創立以来30年以上、チタンを扱うパイオニアとして、チタン材料の販売、受注加工、製品開発を行っています。チタン製品の設計・開発から加工・製品までを社内で一貫して手掛けており、本市が認証する「さいたま市リーディングエッジ企業」のうちの1社です。

工場では、チタンを切断・溶接したり、機械加工している現場を見せていただきました。同社では、深海用の無人探査機「かいこうMk－4」などに使われる大きな部品から、ルーペで仕上がりを確認するような微細な部品までを製造しており、その高い技術力に大変驚かされました。チタンは金属アレルギーを起こしにくい性質を持つことから、医療の分野でも注目されているそうです。同社では、これまでも歯科用インプラントや人工関節等を取り扱っていましたが、今年5月には医療分野のさらなる事業拡大に向けてクリーンルームを新設したそうです。社長からは「将来は医療機器メーカーとして成長し、地域の医療・福祉に貢献したい」との意気込みを伺いました。

本市では「さいたま医療ものづくり都市構想」のもとで、ものづくり企業の医療機器関連市場へ新規参入や事業拡大を支援しています。地域の優れた企業が医療の現場のニーズをくみ取り、医療の向上に貢献できるよう、本市としても、今後も引き続きサポートしてまいりたいと思います。