“絆”現場訪問(6月24日 やどかりの里エンジュ)
見沼区にあるやどかりの里エンジュを訪問しました。
やどかりの里は、精神障害のある人たちが、地域の中で生き生きと暮らし、働くことを目的に設立された民間の公益法人です。エンジュは、平成9年7月にスタートし、地域のお年寄りや障害のある方へのお弁当の宅配を行っています。
私がお邪魔した時間は、夜の宅配のためのお弁当づくりの真っ最中でした。厳重に衛生管理された調理場や洗い場で、皆さんが一心にお弁当の下ごしらえや盛り付け、あるいは回収してきた食器の洗い物などに、忙しく立ち働いていらっしゃいました。お弁当は要望に応じて刻み食やおかゆ食にも対応してくれるそうで、宅配先の皆さんにもたいへん喜ばれているそうです。
仕事について尋ねてみると、「責任のある仕事でやりがいがあり、楽しく働いています」など、皆さんが元気に答えてくださいました。エンジュでは、施設に通う利用者が自身にあった働き方を見つけ、安定した生活を送ることができるよう、「無理せず健康を維持して働くこと」や、「お客様を意識して衛生面や安全面に配慮し、仕事に取り組むこと」を大切にしています。利用者の中には、ここでの経験を活かし、病院の厨房などに就職された方もいらっしゃるそうです。皆さんが生き生きと働き、充実感で輝いている姿がとても印象的でした。
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