“絆”現場訪問（12月11日　株式会社タムロン）

　見沼区蓮沼にある株式会社タムロンを訪問しました。

　同社は、主に一眼レフカメラ用交換レンズを自社ブランドで製造しているほか、大手光学メーカー等に各種レンズを納入しています。さいたま市の光学機器・レンズ製造業の製造品出荷額等は、569億円で（平成22年工業統計調査）、全国シェアの13パーセントを占めており、同社はこの分野で本市を代表する企業です。この日は、昨年完成した研究開発施設を見学しました。検査工程では、組み立て後のレンズをＸ線撮影し、画像データを3次元に再構成することで、製品を分解せず品質検査をすることが可能ということです。精密さが求められるレンズメーカーならではの、高品質なものづくりを追求する姿勢を肌で感じることができました。

　また、同社は来年秋のオープンを目指して事業所内保育施設（従業員家庭の園児以外に地域児童も一部受け入れ予定）の整備を進めているほか、女性管理職の登用比率を高めるなど、職場環境の改善に積極的に取り組んでいるとのことです。

　同社は本市が独創性・革新性に優れた技術を持つ市内の研究開発型ものづくり企業を認証する「さいたま市リーディングエッジ企業」でもあり、今後も地域経済を牽引する企業として、ますますの発展を期待します。