“絆”現場訪問(2月14日 土器の館)
市内の遺跡から出土した土器や石器などの記録を行い、調査報告書を刊行している土器の館を訪問しました。この施設には展示スペース、収蔵スペース、作業スペースがあります。
展示スペースには、土器や石器、金属器、また貝塚から出土した最新の遺物を時代ごとに展示しています。土器の破片や石器を実際に手にとり、質感などを直に感じることができます。
作業スペースでは、割れて出土した破片を組み合わせ、元の形に復元する作業を見学しました。破片は無数にあり、色の違う破片が結合することもあるそうなので、接合する破片を選び出すことは、大変な作業になります。
収蔵スペースには、まだ作業を終えていない多くの出土品が積まれていました。記録をとり、復元する作業は、手間がかかりますが、さいたま市内で生活していた昔の人がどのような道具を使い、どのように生活をしていたのか、また、どのような出来事があったのかなどを調査し、後世に伝えていかなければなりません。
こうした調査に基づいて、昔の人の生活の様子を博物館や浦和博物館に展示していますので、多くの方にご覧いただきたいと思います。
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