“絆”現場訪問(10月12日 宮宏御宮製作所)
岩槻区にある株式会社 宮宏御宮製作所を訪問しました。
江戸時代末期以降、伊勢神宮等に係る御師の活発な活動が影響し、全国的に大神宮(御宮)等がまつられるようになり、昭和初期に創業した宮宏御宮製作所でも、大神宮、荒神宮、箱宮、稲荷社など、さまざま形や種類の御宮を宮師たちが製作しています。
宮崎元夫代表取締役社長から、製作中の御宮やその道具の説明をいただいた後、宮崎社長の手ほどきをうけ、鉋を使用して実際の材料を削ってみましたが、木目の見方や力の加減など、非常に繊細な作業であると感じました。
御宮製作のような特殊な技術を要する伝統工芸では、後継者不足が課題となっていますが、宮宏御宮製作所では、後継する方々がいらっしゃるとのことで巧みな技術が継承されていくことに安心しました。
宮宏御宮製作所は、平成20年度にさいたま市の伝統産業事業所に指定しています。今後も宮師の歴史と伝統を継承していくことが重要であり、本市の貴重な地域資源としてPRし、地域経済の活性化を図ってまいりたいと思います。
この記事についてのお問い合わせ
市長公室/秘書広報部/秘書課
電話番号:048-829-1014 ファックス:048-833-1578