“絆”現場訪問(10月12日 志水製畳店)
岩槻区にある志水製畳店を訪問しました。こちらは、明治時代に創業した製畳店で、現在は3代目の志水祥一氏と息子の富幸氏、親子ふたりで手縫いによる製畳を行い、歴史ある店を切り盛りしています。
志水代表からは、「今はライフスタイルの変化のせいか、一般家庭では和室が少なくなり、畳の表替えも減少の一途であり、作業も機械化され、手縫いの製畳はほんのわずかとなっている」とのお話をいただきました。一方で、今もなお、神社仏閣からは伝統的な技法である手縫いが求められており、畳縁の模様(紋)をあわせるため、手作業の技術を欠かすことはできないとのことでした。
歴史の深い岩槻区には、現在、50を数える神社仏閣があり、表替えの時期には、多くの注文が入るとのことで、親子ふたりで忙しい日々が続くそうです。
志水製畳店は、平成22年度にさいたま市の伝統産業事業所に指定しています。今後も、手縫いによる製畳の歴史と伝統を継承していくことが重要であり、本市の貴重な地域資源としてPRし、地域経済の活性化を図ってまいりたいと思います。
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