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更新日付:2023年12月25日 / ページ番号:C100861
与野中央公園における大型アリーナ建設中止求める要請書
令和5年11月29日
【要請の趣旨】
与野中央公園は、旧与野市時代に緑と水辺が豊かな憩える総合公園として、1993年に基本計画が策定され、事業が開始された経過があり、2001年5月に発足したさいたま市に公園の基本計画を含めて事業が引き継がれています。
しかし、2022年5月11日に発表された、さいたま市の次世代型スポーツ施設の建設計画は、与野中央公園緑地の主要部分をつぶして、イベント業者しか使えない5000人収容のメインアリーナと与野体育館の代替え施設としてのサブアリーナをつくるというもので、与野中央公園の水辺とみどりが豊かな憩える公園という基本計画を根底からくつがえす、公園整備計画の全面変更に等しいものです。
このアリーナ建設計画は、旧与野市時代から、みどりと水辺豊かな憩える公園ができることを楽しみにしてきた市民の願いを押しつぶし、みどりと水辺豊かな公園実現のために土地を提供された元地権者のみなさんの思いを裏切るものにほかなりません。
そのほか、大型アリーナは、日照被害、騒音被害、交通渋滞など近隣住民の生活に大きな被害を与えることが避けられません。
さらに、この大型アリーナ建設は、資金力のない地元業者が事実上参入できないPFI事業で実施されようとしていることも、大きな問題です。地業者への事業支援という観点が欠落しています。
これまでに開催された住民説明会で、圧倒的多数の意見は、建設中止を求めるものでしたが、スポーツ文化局の担当者は、住民の意見に誠意を持って答えることはなく、あくまで、建設計画推進の説明を行うばかりでした。また、地元住民がネット署名を含め9000筆以上の要望署名を集めて、さいたま市に提出したにもかかわらず、まったく、これに答えようとしていません。
形ばかりのパブリックコメントを実施し、これで市民の声を聞いたとして、要望署名に託された市民の願いや住民説明会で出された多くの声を無視し、市が決めた計画を強行するさいたま市政、一体、誰のための市政でしょうか。
【要請事項】
1、市民の願い、反対の声を無視して、与野中央公園の本来の整備計画を180度変える大型ーナ建設計画の中止を求めます。
2、地元業者の参入を拒む、大企業優先のPFI事業の見直しを求めます。
この要請事項についての回答は、12月15日までに文書で届くようにお願いいたします。
このたびは、貴重な御意見をいただき誠にありがとうございました。令和5年11月29日付け文書でいただきました要請事項について、次のとおり回答いたします。
要請事項1につきまして、与野中央公園内にスポーツ施設を整備することは、旧与野市時代から検討を継続しており、「さいたま市総合振興計画」や「第2期スポーツ振興まちづくり計画」で掲げている「笑顔あふれる日本一のスポーツ先進都市の創造」の実現や、「与野本町駅周辺地区まちづくりマスタープラン」で掲げている「みどりと水辺が豊かな居心地の良い空間の創造とともに、広場及び複合スポーツ施設等を配置し、地区内外から多くの人が訪れ交流できる場となる公園」の実現に向け、整備を進めているところです。
本施設が市民の皆様にとって「みる」スポーツや「する」スポーツなどを楽しめる“次世代の交流拠点”としての役割を果たせるよう、施設整備を推進してまいりますので、御理解いただきますようお願いいたします。
要請事項2につきまして、PFI等の推進は、民間の資金、経営能力及び技術力を活用し、効率的かつ効果的に公共施設を整備するとともに、市民に質の高い公共サービスを低価格で提供し、さらには地域経済の健全な発展に寄与することを目的としています。地域経済の健全な発展につながるPFI等事業とするため、本市では事業者選定において地域経済への還元の提案を求め、適正に評価することにより、市内企業の参画機会の増大を図っていくこととしています。
本事業におきましてもこれらを踏まえ、引き続きPFI(BTO)方式による整備に向けた公募条件等の検討を進めてまいります。
このたびいただいた御意見につきましては、今後の市政運営の参考とさせていただきます。今後とも、市政発展のため、御協力をいただきますようお願い申し上げます。
スポーツ文化局/スポーツ部/スポーツ政策室
電話番号:048-829-1737 ファックス:048-829-1996
スポーツ文化局/スポーツ部/スポーツ政策室
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