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更新日付:2024年2月21日 / ページ番号:C077653
年配の方ならよくご存じの「赤チン」。
これは通称で、正式にはマーキュロクロム液といいます。
傷の殺菌や消毒に塗る液で、色が赤いために赤いヨードチンキという意味で「赤チン」という名前があります。
(昨年購入したマーキュロクロム液)
今の小学生なら、傷口には肌と似た色をしている「バンドなんとか」といったものを貼るのが一般的ですが、昔の小学生は皆この「赤チン」を傷口に塗っていました。
そのため、昔の小学生のひざやひじはいつも真っ赤っかでした。
(赤チンを実際に塗ってみました)
昔の小学生の必需品だったそんな赤チンも、令和2年12月24日に国内で現存する唯一のメーカーが製造を終了しました。
製造工程で水銀化合物を含む廃液が発生するという理由から国内での製造が法律で規制されたためです。
与野郷土資料館では、昨年、製造終了というニュースを聞いて、「赤チン」を資料として購入しました。
第一展示室の壁のどこかに展示してありますので、実際に塗ったという方も、そんなもの知らないという若い方も是非ご覧ください。
第一展示室の壁(このどこかにあります、探してみてください)
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