保育の安全のためキッズ・ゾーンを設定しています

1　保育施設等が行う散歩の安心・安全に向けて

歩行者等の安全確保は急務であり、交通事故抑止や歩行者等の安全な通行空間創出のため、さいたま市では歩道整備等に取り組んでいます。
あわせて、市内の保育施設等では、施設が行う散歩の安心・安全の向上の取組を行っています。
施設では、散歩ルートの点検を実施し、点検を通じ経路の安心・安全を見直すとともに、必要に応じてガードレールの設置や路面の塗装などの交通安全対策をあわせて、安心・安全の向上に取り組んでいます。
この取組において、さいたま市では、令和2年度から保育施設等の散歩にかかる交通安全対策の一つとして「キッズ・ゾーン」の取組を実施しています。

2　「キッズ・ゾーン」とは？

キッズ・ゾーンとは、令和元年5月に滋賀県大津市において発生した園児等が犠牲となった痛ましい交通事故を受け、同年11月に国が新たに創設した制度です。
施設周辺に面的にキッズ・ゾーンを設定し、交通安全対策と通行者への啓発を行います。
キッズ・ゾーンはその設定自体に交通規制を伴うものではありません。

3　どんな場所？

原則として保育施設の周囲半径500m内に設定されます。
保育施設から散歩経路上の危険箇所として報告があった中から、警察、道路管理者、保育施設、市保育所管課等が合同点検・協議を行い、キッズ・ゾーンによる啓発が効果的と認められる箇所に設定します。
ゾーンにおいて、必要な交通安全対策を実施するとともに、道路上や電柱等に巻き付けた幕で「キッズ・ゾーン」の表示をすることで（路面標示、電柱幕）、通行するドライバー等が保育施設の散歩経路を認識し園児等に対して注意するよう啓発を行います。

路面標示の例