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更新日付:2025年6月9日 / ページ番号:C112200
医療機関に入院して治療を続けるのではなく、自宅等の生活の場で診療・治療を受けることを「在宅医療」と言います。
在宅医療では、医師や看護師等の専門職が自宅等を訪問し治療や処置をしてくれます。
高齢化で移動が困難な場合や、体調の問題で通院が難しい場合にも利用できます。
入院と違い、在宅医療の特徴は、自宅等で以前と同じように過ごすことができることです。
在宅医療は、自宅だけでなく、有料老人ホーム等の介護施設でも受けることができます。
在宅医療を受ける人はどんな人でしょうか。
近年、在宅医療を受けている人は高齢者だけではありません。
20代30代でがんを治療中の方や、生まれた時から治療が必要で、退院後も継続して自宅で治療を
受けている乳幼児もいます(医療的ケア児)。
在宅医療とは、病院に通うことが難しい方が、自宅で必要な医療等を受けられる仕組みです。
疾患による利用の制限はありませんが、がん、脳血管疾患や心臓疾患、慢性的肺疾患、認知症や難病、
身体の障害等のある方が、主に在宅医療を利用されています。
在宅医療の利用の判断は、「主治医」や「かかりつけ医」が行います。
「かかりつけ医」とは、体調が悪くなった時や健康について気になることがあったときに相談できる身近な医師です。
日頃からかかりつけ医を決めておくと、病状や健康状態をよく知ってもらえます。
在宅医療を利用できるかどうか等の相談も受けてくれます。
予防接種や健康診査、家族の受診等の機会に、身近な医療機関に行くことが、かかりつけ医を見つけるきっかけになります。
厚生労働省の「医療情報ネット(ナビイ)」(新しいウィンドウで開きます) では、診療科目や診療日、対応可能な疾患・治療内容等の
詳細を確認でき、かかりつけ医を見つける一助となります。
病院に入院していると、病院のスタッフが身の回りのことをしてくれますが、在宅療養生活は、家族等、周囲の方からの協力が
必要になります。
そのため高齢者であれば介護サービス、身体障害者手帳等を持っている方であれば、障害福祉サービス等を使うこともできます。
食事や入浴の介助等の日常生活支援のサービスを利用することで、家族や周囲の方の負担を軽くすることができます。
保健衛生局/保健部/地域医療課 地域医療係
電話番号:048-829-1289 ファックス:048-829-1967