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更新日付:2024年9月27日 / ページ番号:C116810
日本人の2人に1人が一生のうちにがんと診断され、3人に1人ががんで死亡すると推計されています。
がんは日本人にとって身近な病気で、その予防は多くの人の関心を集めるテーマです。
がん予防についての研究からは、がんと生活習慣病・環境との間に深い関わりがみられていますので、適切な生活習慣を実践することで、予防できるものもあることが分かっています。
具体的な取組として、国立がん研究センターは日本人を対象とした研究結果から科学的根拠に基づいた「日本人のためのがん予防法(5+1)」を定めています。
また、さいたま市においても第2次さいたま市がん対策推進計画において、この予防法を引用し、市民のがん予防について取り組んでいます。
国立がん研究センターをはじめとする研究グループは、日本人を対象としたこれまでの研究の結果から、日本人のがんの予防にとって重要な
「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正体重の維持」の5つの改善可能な生活習慣に「感染」を加えた6つの要因を取りあげ、
日本人のためのがん予防法(5+1)を定めました。
1 禁煙する
2 節酒する
3 食生活を見直す (減塩する、野菜や果物を摂る、熱すぎる飲み物や食べ物は冷ましてから)
4 身体を動かす
5 適正体重を維持する
6 感染症の検査を受ける
5つの生活習慣を実践することで、がんのリスクはほぼ半減します。できそうなことから取り組み、1つでも多くの健康習慣を身につけましょう。
出典:国立がん研究センターがん情報サービス
※詳細な取り組みについては 、がん情報サービス 「科学的根拠に基づくがん予防」よりご覧ください。
https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/evidence_based.html <外部リンク>
感染は、日本人男性では喫煙に次いで2番目に、女性では最も発がんに大きく寄与する因子となっています。また、下図のようなウイルス・細菌感染と、がんの発生との関連があるとされています。
感染の内容として、日本人では、B型やC型の肝炎ウイルスによる肝がん、ヒトパピローマウイルス(HPV)による子宮頸がん、ヘリコバクター・ピロリ(H. pylori)による胃がんなどがその大半を占めます。
感染による発がんのメカニズムは、ヒトパピローマウイルスのように、感染体が作り出すがん原性タンパク質による直接的な作用や、慢性の炎症に伴う細胞の壊死と再生による間接的な作用などが報告されています。
・一生涯に一度は肝炎ウイルスの検査を受けましょう。感染している場合は専門医に相談し治療を受けましょう。
・定期的に胃がんの検診を受けるとともに、機会があればピロリ菌の検査を受けましょう。 除菌については利益と不利益を考えた上で主治医と相談して決めましょう。
・子宮頸がんの検診を定期的に受け、該当する年齢の人は子宮頸がんワクチンの定期接種を受けましょう。
出典:国立がん研究センターがん情報サービス
がんは予防だけでなく、早期発見も重要になります。
さいたま市では、第2次さいたま市がん対策推進計画において「がん予防と早期発見の推進」を基本方針とし、がん検診を実施し、がんを無症状のうちに早期発見・早期治療し、がんで亡くなることを防ぐことを目指しています。
さいたま市では、各種がん検診を実施しています。(詳しくは、がん検診・成人の健康診査等についてのページをご覧ください。
定期的にがん検診を受けましょう。
保健衛生局/保健所/健康支援課 保健支援係
電話番号:048-840-2214 ファックス:048-840-2229