中東呼吸器症候群(MERS)とは
2012年(平成24年)9月に初めて確認されたMERS(マーズ)コロナウイルス(注釈)による感染症です。現在までに報告された患者の症状は、発熱、せき、息切れや呼吸困難、肺炎などがあります。糖尿病や腎不全、慢性肺疾患など持病をもっている人、免疫不全の人、高齢者は、重症になりやすい傾向にあります。
感染原因として
ヒトコブラクダとの直接又は間接的な接触(生乳、尿、調理不十分な肉の摂取などを含む)が指摘されています。一方、家族間や感染予防対策が不十分な医療機関における患者‐医療従事者(もしくはその他の患者)間での
濃厚接触による感染が報告されていて、これらは主に飛沫感染(咳やくしゃみ)によるものと考えられています。
(注釈)Middle East respiratory syndrome coronavirus(MERS-CoV)
中東呼吸器症候群(MERS)について(厚生労働省)(新しいウィンドウで開きます)

リーフレット「中東呼吸器症候群(MERS)」(厚生労働省)
感染症法に基づく医師の届出について
中東呼吸器症候群(MERS)は、医師の届出対象疾患です。平成27年1月21日から感染症法に基づく二類感染症に追加されました。
中東呼吸器症候群(MERS)届出基準・届出様式(厚生労働省)
参考情報
さいたま市感染症情報センターへ