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更新日付:2025年3月4日 / ページ番号:C011958
多剤耐性菌とは、多くの抗菌剤(抗生物質)が効かなくなった細菌のことです。
代表的なものとして、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)や、多剤耐性結核菌などがあります。
多剤耐性菌となっても、感染力や病原性(病気をおこす力)が通常の細菌と比べて強くなるわけではありません。また、健康な方が、手などについた細菌が口などから入ったりしただけでは、すぐ病気になるわけではありません。からだの抵抗力が落ちている時などに、多剤耐性菌による感染症にかかることがあり、この場合、多くの抗菌剤がきかないため治療が難しくなります。
平成22年9月に都内の医療機関で、多剤耐性アシネトバクターの集団感染が報告されて以降、各地で感染者の報告があります。
栃木県内の医療機関で国内で初めて、ニューデリー・メタロ-β-ラクタマーゼ1(NDM-1)産生多剤耐性菌の感染が確認されました。平成22年10月に、さいたま市内の医療機関で国内2例目となるNDM-1産生多剤耐性菌(肺炎桿菌)感染患者が確認されました。
多剤耐性アシネトバクター、NDM-1産生多剤耐性菌などの詳細は、以下の関連情報をご覧ください。
保健衛生局/健康科学研究センター/保健科学課
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