ページの本文です。
更新日付:2024年6月14日 / ページ番号:C036709
野生鳥獣は、鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)により保護されており、許可なく野鳥を捕獲・殺傷すること、飼うことは禁止されています。
違反者には1年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科せられます。
野鳥の密猟、違法飼育者を見つけたら、埼玉県環境部中央環境管理事務所までご連絡をお願いします。
環境省ホームページ「鳥獣保護管理法の概要」
埼玉県ホームページ「鳥獣保護、狩猟制度、緑化計画届出制度等」
野鳥は、厳しい自然環境の中で生息していることから治癒能力が高く、多少負傷していても、しばらくすると回復する場合があります。そのため、ケガや病気の野鳥を見つけた場合、原則、触れたりせず、そのままにしておいてください。
しかし、羽が折れて飛べない等、明らかな外傷があり、治療を行うことで野生復帰を見込める場合は、野鳥の種類(ドバト・カラス・ムクドリ・カワウ等を除く)や状態により、指定保護診療機関(動物病院)で治療を受けられることがあるため、埼玉県中央環境管理事務所(電話:048-822-5199)へお問い合わせください。
埼玉県ホームページ「傷病野生鳥獣保護について」
野鳥のヒナは、卵からかえり、羽がある程度生えそろうとすぐ巣立とうとする習性があるため、うまく飛べず地面に落ちることがよくあります。また、体力がないため、すぐに飛び立ったり、長い間飛ぶことができません。しかし、親鳥が給餌や誘導をすることにより、数日で飛べるようになるようです。
巣から落ちたヒナを見つけた場合は、そのままにして、その場を離れて拾わないようにしましょう。親鳥は人に気づかれない位置で、ヒナを助けようと必ず見ています。人が近くにいると、親鳥はヒナに近づくことができず、給餌や誘導を行えません。
もしヒナを拾ってしまった場合は、できるだけ早く元の場所に戻してあげましょう。よく洗った箱や容器(どんぶり型のカップラーメン等)にヒナを入れ、拾った場所付近の茂みや木の枝に置くと効果的です。
※カラスのヒナが落ちている場合は、親鳥から威嚇や攻撃される場合がありますので、不必要に近づいたり、拾ったりしないでください。
公園や空き地等で野鳥が複数死んでいる場合は、病気あるいは毒物等によることが考えられます。触らずに、そのままの状態で、環境総務課へご連絡ください。
カラスは、4~7月頃に繁殖期を迎え、公園の樹木や街路樹、住宅の庭木などに巣を作ってヒナを育てます。親鳥は卵やヒナを守るために巣の周辺に近づく人に対して威嚇・攻撃をする習性があります。その期間は幼鳥が巣立つまでの1~3週間程度に限られています。
威嚇・攻撃の特徴として、低空飛行や後方から脚で頭を蹴る(くちばしでの攻撃はありません)等がありますが、怪我を負うほどの攻撃はほとんどありません。
カラスの巣を見かけたり、カラスの行動がいつもと違うと感じた場合は、なるべく早くその場を立ち去りましょう。 また、巣の近くを通らずに迂回しましょう。
迂回ができない場合は、帽子をかぶる、傘をさす等の方法で被害を防ぎましょう。
カラスのヒナが巣から落ちているのを見かけたら、親鳥から威嚇・攻撃を受ける場合がありますので、不必要に近づいたり、拾ったりしないようにしましょう。
ムクドリの群れによる鳴き声や糞の被害の対策として、樹木や電線にとまらせない方法が有効です(Q6をご確認ください)。
また、ムクドリは木造住居の戸袋などに巣を作ることがよくありますが、卵やひながいる野鳥の巣の撤去は禁止されています。巣を撤去したい場合は、原則として、巣立ち後に撤去するようにしてください。
野鳥を止まらせない対策により、被害を軽減する方法があります。
1. ベランダ・軒下・ビルの屋上等に止まる場合
市販の防鳥用品(防鳥ネットや防鳥用剣山、釣り糸等)を利用し、止まることができないよう工夫してみてください。一時的な対策としては、アルミホイルやCDを軒下等につるす(光の乱反射を利用)、市販されている忌避剤を噴霧・塗布する等の方法があります。
2. 樹木に止まる場合
樹木の剪定をする、ネットを使用して樹木を覆ってしまう等の方法があります。
樹木の管理者にご相談ください。
3. 電線や電柱に止まる場合
東京電力、NTT、鉄道会社等の電線・電柱の管理者にご相談ください。
4. その他の場合
糞害への対応は、原則その場所の管理者が行うことになります。それぞれの管理者へご相談ください。
環境局/環境共生部/環境総務課 環境政策係
電話番号:048-829-1325 ファックス:048-829-1991