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更新日付:2020年7月22日 / ページ番号:C073083
プラスチックは、軽くて丈夫で密閉性も高く、あらゆる分野で日常生活に大きく貢献している便利な素材です。
その一方で、海洋プラスチックごみなどが世界的な課題となっており、2050年にはプラスチックごみの方が海に棲む魚の量を上回ると試算(※)されています。
※「THE NEW PLASTICS ECONOMY RETHINKING THE FUTURE OF PLASTICS」(エレン・マッカーサー財団、2016年)。
さいたま市は海に接してはいませんが、プラスチックごみがポイ捨てされたり屋外に放置されたりすると、雨や風によって河川に入り、海まで流されることがあります。市内から流れ出たごみが遠く離れた海を汚している可能性があり、市民の皆さんにも無関係な話ではありません。
日本では、便利な使い捨てプラスチックがいつでも手軽に利用できる環境にあり、一人当たりの使い捨て容器包装廃棄量が世界で2番目に多いと指摘(※)されています。ここで少し普段のライフスタイルを見直して、プラスチックの過剰な使用を抑制しながら賢く利用していきましょう。
※「Single-use plastics: A roadmap for sustainability」(国連環境計画、2018 年)
さいたま市では、ペットボトルと食品包装プラスチックを分別回収し、新しい製品に「リサイクル」しています。しかし、プラスチックごみを減らすためには、より環境への負荷が低い「2R(リデュース・リユース)」の考えに基づく「マイボトル・マイバッグ運動」に優先して取り組んでいただくことが大切です。
具体的には、「マイボトル(水筒)を持ち歩いて水分補給」「不要なレジ袋をもらわないように、マイバッグを持ち歩いて繰り返し使う」など、レジ袋やペットボトルを使い捨てにしないためにいつもの習慣を少しだけ変える行動です。
ごみを減らすためには、市民の皆様一人ひとりが、環境に配慮したライフスタイルを心がける必要があります。
プラスチックごみが世界的な課題となっている状況を踏まえ、令和2年7月1日からプラスチック製買物袋(レジ袋)の有料化が全国一斉に行われることとなりました。これは、普段何気なくもらっているレジ袋を有料化することで、それが本当に必要かを考えていただき、ライフスタイルを見直すきっかけとしていただくことを目的としています。
有料化について、詳しくは以下のバナーから経済産業省特設ウェブサイトをご覧ください。
ペットボトルなどの使い捨て容器のごみを減らすために、学校や職場、外出先に水筒などのマイボトルを持っていきましょう。
環境省によると、ペットボトルの年間生産量は65万トン以上。飛行機(1機約350トン)の重さに換算すると、約1,900機ぶんの重さです。
マイボトルを繰り返し使うことでプラスチックごみを減らせるうえに、使い捨て容器の生産・輸送などに必要な資源の節約にもつながります。
さらに、お気に入りの飲み物をいつでも飲むことができて、保温機能が高いボトルなら冷たいものは冷たく、温かいものは温かく飲むことができます。
マイボトルを活用して、おいしく楽しくエコなライフスタイルにしてみませんか?
給水スポットをご利用ください!
マイバッグ(エコバッグ)を持ち歩くことをいつもの習慣として取り入れ、買い物のときは不要なレジ袋をもらわないようにしましょう。
マイバッグを使用すれば、プラスチックごみを減らせるうえに、生産に必要な資源を節約することができます。
簡単に折りたたみができるマイバッグや、おしゃれなデザインのマイバッグなど、気に入ったものを生活に取り入れてみませんか?
マイバッグでお買い物のときのマナー
包括連携協定締結企業と連携し、市内のコンビニエンスストアやスーパーマーケットで、マイバッグ運動を推進するポップを掲示しています。お買い物の際はマイバッグを持参し、不要なレジ袋の削減にご協力をお願いします。
包括連携協定について詳しくはこちら
環境局/資源循環推進部/資源循環政策課 政策推進係
電話番号:048-829-1338 ファックス:048-829-1991