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更新日付:2025年12月15日 / ページ番号:C125992
消防大学校(東京都調布市)とは、総務省消防庁が設置する全国の消防職員のための最高教育機関です。消防行政、指揮、救急、救助、危険物、消防資機材など、より高度な知識、技術を学ぶ場所で各消防本部の幹部候補や専門部門の職員が全国から集まる教育施設です。
大宮特別高度救助隊は警防科、救助科、高度救助・特別高度救助コースのカリキュラムの一つである「土砂災害対策」について、消防大学校からの依頼を受け、教育の支援を行っています。教育支援は、訓練の立案から講義、実技指導まで多岐に亘り、消防大学校学生の能力向上の一助となっています。
今回は、令和7年11月21日(金)に行われた警防科「土砂災害対策」の教育支援の一部を紹介します。
教育支援当日は、土砂災害に対応するための基本的な講義からはじまり、消防大学校の敷地内に設営されている土砂訓練施設において、実働訓練として基礎訓練(土圧の体験、各種基本的な手技)、ブース訓練(土砂の排出方法の指導を含めた要救助者救出訓練)を大宮特別高度救助隊が支援する形での訓練が行われました。
基礎訓練では学生の体の一部を土砂の中に埋めて、要救助者にかかる土圧を体験する訓練を行いました。土圧とは、土砂に巻き込まれた要救助者が受ける土の圧力のことを言います。これは、要救助者に対して非常に負荷の掛かるものであり、救出活動では土圧を軽減するため早急な土砂の排出が必要になります。この重要性を身をもって体験することで、救助活動の質を向上させる訓練です。
消防局/大宮消防署/消防2課
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