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更新日付:2024年5月10日 / ページ番号:C078606
さいたま市園芸植物園では、昭和53年の開園当初から、市と関わりが深く、「市の花」であるサクラソウの品種収集と保存を行い、現在、サクラソウの園芸品種や野生種を数多く保存しています。
【サクラソウについて】
1.分類等(参照:Wikipedia サクラソウより)
科・属名 : サクラソウ科・サクラソウ属
学 名 : Primula sieboldii
和 名 : サクラソウ
英 名 : Primrose
原産地 : 日本、朝鮮半島、中国東北部
2.特徴(参照:Wikipedia サクラソウより)
自生地では林間の湿性地や原野の草間に生え、ときに群生する。地中に根茎があり、春に発芽して5~6葉を根生し、高さ15~40cmの花茎を直立させ、5~10個の花をつける。葉柄は長く、葉は楕円形でしわが多く、縁に浅い切れ込みがあり、葉や茎に白い軟毛が生える。花は直径2~3cmほどで、花弁が5個に深く裂け、さらに各弁が半分近く裂ける。淡紅色でまれに白花もある。花後、球形の蒴果を結ぶ。新しい根茎は地際にでき、梅雨明けの頃、葉が枯れて休眠する。
3.花言葉とその由来(参照:Wikipedia サクラソウより)
・花言葉は、「青春のはじまりと悲しみ」「早熟と悲哀」「運命を拓く」「初恋」
・その由来は、咲く時期が早春で、咲く期間が極めて短いことによる。
4.さいたま市とサクラソウ
さいたま市桜区には、荒川左岸に、サクラソウ自生地としては唯一の国指定特別天然記念物である田島ケ原サクラソウ自生地(https://www.city.saitama.jp/004/005/006/001/005/002/001/p000147.html)があります。
さいたま市の花「サクラソウ」は、この田島ケ原のサクラソウに因むものです。
5.サクラソウ品種保存の歴史
サクラソウは同じ種類でも花の色、形に変化が出やすい多様性に富んだ植物であるため、江戸時代には他とは違う変わった花を求めて大名から庶民まで、色々交配を重ねて多くのサクラソウの品種が作り出されました。その後、明治維新、天災、戦争等多くの困難の中で多くの品種が失われましたが、新しい品種も作られてきました。
※現在、任意団体「サクラソウ会」認定の園芸品種は322
6.さいたま市園芸植物園のサクラソウ
(1)経緯
当園芸植物園のサクラソウは、開園当初から主に川口市立グリーンセンターから譲渡されたものです。(川口市立グリーンセンターのサクラソウは主に東京大学大学院理学系研究科の附属施設である小石川植物園から譲渡されたものです。)
(2)品種保存
さいたま市園芸植物園では、園芸品種約300品種、野生種約100種品、合計約400品種を保存しています。
(3)展示等
当園芸植物園では、その花姿等で心を癒しリフレッシュしてもらうため、毎年下記の展示等を行っています。
・サクラソウ展示(毎年4月中旬から5月初旬まで園内の展示棚及び特設さくら草花壇など)
・さくらそうまつりの展示のための貸出
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